いつも1回のブログにまとめきれなくて
ほんとにすみません。
まとめようとは思っているのですが、
思うことが多すぎて、つい、熱く語って
しまいます…。
では、つづきです。
中国の、目覚ましい発展ぶりとはうらはらに
16年前とほとんど変わっていないこと。それは・・・
まず1つ目は、道が汚いこと。
北京オリンピックの時も問題になっていましたが
みんな痰を吐きまくります。歩行中の人はもちろん、
停車中の車の運転席の窓が開いたかと思うと「ぺっ」
なんてことも普通にあります。
そして、犬の糞。今、中国では犬を飼うのがブーム
なのか、犬を飼う人はとても多いです。でも
たぶん犬の糞を始末はしないのでしょう。
あちこちに糞が落ちています。
そして、市場。路上でものを売る人がたくさんいるのですが、
海鮮物を売る人は魚臭い水を道にじゃんじゃん
垂れ流しています。
果物を売る人は果物の皮を道端にポイ捨てです。
とにかく、中国人は平気で道にゴミを捨てます。
車の窓からタバコやタバコの空き箱が捨てられる
なんてのはしょっちゅうです。
こんな具合なので、道を歩くときは周囲の風景を
眺める余裕なんてなく、汚いものを踏まないように
足元ばかりを見ていなければなりません。
そして、当然、あちこちから異臭がします…。
長女と次女と一緒に歩いている時に
♪ し~たをむ~い~て、あ~るこ~~~う
うんこを~ふ~まな~~いよ~~~うに ♪
(『上を向いて歩こう』のメロディーで)
なんて替え歌が自然にできあがったくらいです。
つぎの2つ目は、トイレのこと。
どんなにきれいで高級なデパードでもレストランでも、
トイレは日本の小さいスーパーより汚いです。
まず紙があることは99%ありません。以前聞いた
話では、紙をとりつけたら必ず誰かが持って帰って
しまうからだそうです。ここでも貧富の差を実感
させられます。
そしてトイレは必ず臭いです。なぜかというと、
トイレットペーパーを設置していない
↓
みんな手持ちのティッシュ等をつかう
↓
そのティッシュ等は水溶性ではない
↓
使用後、流すことができない
↓
使用後の紙は、便器のそばのゴミ箱にいれる
というわけで、その使用後の紙が大量にトイレに
残されるのです。そりゃ、臭いはずです。
だから、私は出掛ける前に極力トイレはうちで
済ませたり、必要以上に水分はとりません。
そして、ティッシュは子供の分も考えて4つは
かばんに入れています。
いつでもどこでも、きれいで紙があるトイレが
使える日本が心底恋しいです。
そして3つ目は、交通マナーです。
車はすっかり日本と同じ普通車が走っていますが
その交通マナーは最悪です。
道路上に車線はあるのですが、私が見る限り
それはあくまで「目安」程度にしか守られていません。
ウィンカーなしでの割り込みや車線変更なんて
序の口で、直進が優先にもかかわらずばんばん
右左折したり、直進の車線からいきなり右折して
きたりと、ハリウッド映画のカーチェイス並みに
スリル満点です。
おまけに日本の「人が最優先」なんてこともなく
人が横断歩道を渡っていてもほとんど減速する
ことなく、その人のそばスレスレを走り抜けます。
人も人で、片道5車線だろうが6車線だろうが
おかまいなしに、道路を渡ります。まだ2歳くらいの
小さい子供の手を引いて渡っている母親もいます。
私も連れられて渡りましたが、生きた心地が
しませんでした…。
私は車の運転免許を取って、もう20年になりますが
中国では絶対に運転できないと思いました。
「譲り合う」
なんて言葉は運転中の彼らにはないようです。
「我さきに我さきに」危険な運転をしているのです。
細かいことを言えばまだまだありますが、それは
またの機会にでも書こうと思います。
とにかく、今や世界でも無視することのできない
大国になった中国ですが、表面的な発展は
とげたものの、こうした人間としての道徳的な
進歩の遅れが、中国という国をみる世界の目が
未だ認めるというまでにいっていないのではないか
と、私は思いました。
でも、最後に言っておきますが、人の温かみは、
とても感じます。
だから、問題なのは公共の場での振る舞いだと
思っています。
16年経ってもほとんど変わらなかったことが
これから、そう簡単に変われるとは思いませんが
そこはなんとか頑張ってほしいと切に願っています。