さて、何故呪いがとけないのかわかれば、やるべきことは決まってます
3つの方法があります
まずひとつめは、、もう一人のあの悪い魔法使いを探しだして、呪いを解く呪文をショウと一緒に唱えさせる
ふたつめは、悪い魔法使いを倒す
倒せば呪いの威力はショウの力のみになります
これが、一番確実で簡単だと思いますね
素直に呪いを解くとは思えませんからね
みっつめは、ショウが何かを犠牲にする方法
呪いの呪文を解く代償を払えば呪いは消えます
しかし、大きなリスクが伴います
恋の呪いは、簡単にはとけません
ショウ自らが、報われない恋をするくらいの代償を払わねばならないのです
だから、誰も辞めてしまったのです
そりゃあ、嫌だよね……
「ショウ、悪い魔法使いを探そう
他に道はない」
私はショウに告げました
………まだ他に道はありますがね……
ちらりと私を見てショウは腹を決めたようです
ショウの顔がキリリと引き締まってます
珍しく
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「あぁ、それしかないな
説得するか、倒すか
いずれにしてもあいつを探しだしてからだ」
サトシ王子が心配そうに尋ねます
「でもどこにいるかわからないよ?」
ここで、思いがけない声がナイト・マサキから出ました
「オレ知ってる!」
なんで知ってるんだよ
「前に王様が狩りに出掛けた時にシムラー隊長が山 の中で見かけたんだよ
もう城を追い出された後だったから見てみぬふり したんだって」
だから、なんで見てみぬふりしたんだよ
「シムラー隊長が言うには騎士の情けだって
落ちぶれた魔法使いはソッとしてやるのが情けだ って、さぁ」
ふむ、なるほど
シムラーなる男はなかなか深いな
騎士の情けか
しかし、ソッとしてやる場合じゃない
「ショウ、多分まだ山にいるぞ」
ショウがマントを翻した
「行こう!山へ」
「行こう~」
ん?
王子とマサキも来るのか?
「だって、ねぇ」
「そりゃあ、ねぇ」
2人が顔を見合って声を揃える
「楽しそうだもん!」
‥………王子、マサキ
ピクニックに行く訳じゃないんだよ
しかし、私の声は届かない
「マサキ~ お弁当いる~」
「はい、飲み物と果物も用意します」
だから……ピクニックじゃ‥……
「フクロウちゃんは、何が好き~」
「あ……ハンバーグ…」
「んふ じゃハンバーガーにしようねぇ」
「やったぁ~」
あ………
つい‥……
返事したゃったよ
ま、良いじゃん
細かいことは
コホン
かくして、我々は山へ悪い魔法使いを探しに旅に出た
前途多難な予感がする………