但馬に"和歌山コウちゃん"一家を訪ねて | コウノトリinわかやま

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和歌山県に飛来したコウノトリ情報。

2016年12月19日以前の情報:
http://wakayamastork3.ikora.tv/c29695.html
2015年8月18日以前の情報:
http://wakayamastork.ikora.tv/
2014年8月19日以前の情報:
http://burford.ikora.tv/

昨日(5/20)"コウノトリの郷"但馬で子育てをしている"和歌山コウちゃん"一家(J0057&J0130と三羽の雛)の様子を見に行ってきました。和歌山市から途中休憩を入れでも四時間弱で豊岡市出石町森井に到着です。前日までの雨も上がってホッとしましたが今度は盆地特有の暑さが復活していました。初夏の但馬詣も最初のペア(2017年の三木巣塔)を含めると今回で七度目になります。遠くから森井巣塔を眺めると小さな姿と大きな姿が。"和歌山コウちゃん"が雛たちを見守っていました。そしてしばらく見ていると巣塔を離れこちらに。昨年末に和歌山市で見てからおよそ五カ月ぶりの対面です。するとおもむろに柵からこちらに来ました。水を飲むようです。そして浅い舟形から器用に水を飲み終わると巣塔に戻り雛たちにやっていました。慣れた子育ての姿です。すると突然激しくクラッタリングを始めました。上空を見上げるとカラスのほかに他のコウノトリが飛んでいました。どうやらそれらに威嚇しているようです。すると一羽のコウノトリがスーッと巣塔に降りてきました。奥さん(J0130)でした。雛たちのお守りの交代です。このあと夫婦そろって水飲みに降りてきてくれました。奥さんは以前に右脚を怪我し今も変形していますが動きは良く、夫婦そろっての子育てには支障なさそうです。順調に育っている雛たちの足環の装着は明後日(5/23)と聞きました。

"和歌山コウちゃん"一家に分かれを告げた後は2019年に森井で生まれた子ども(J0273♀)が巣作りをしている祥雲寺巣塔(コウノトリの郷公園前)に行きました。J0273は森井巣塔から落下して弱っているところを地元のYさんが見つけて郷公園に保護してもらった思い出の子どもです。

そして但馬地方のコウノトリ野生復帰の原動力ともなった城崎のハチ"ゴロウの戸島湿地"を訪ねました。瀬戸内海から中国山地を縦断する但馬地方の「コウノトリ行脚」は日本海の見える戸島湿地で終了です。

 

 

 

("祥雲寺巣塔"のJ0273)

 

("ハチゴロウの戸島湿地")