朝陽に輝くコウノトリ | コウノトリinわかやま

コウノトリinわかやま

和歌山県に飛来したコウノトリ情報。

2016年12月19日以前の情報:
http://wakayamastork3.ikora.tv/c29695.html
2015年8月18日以前の情報:
http://wakayamastork.ikora.tv/
2014年8月19日以前の情報:
http://burford.ikora.tv/

弱い東の風が吹く冷たい朝でした。塒(東の高圧鉄塔)の上から入念に周囲を見渡していた"和歌山コウちゃん"J0057は午前7時1分にゆっくりと飛び出しました。今朝は一旦北側の高圧鉄塔に止まったあと用水路側の電柱に移りました。山に掛かっている雲に隠れてまだ東の空からお日さまは顔を出しません。用水路に降りてからは慣れた餌場を探りますが獲物にはありつけません。間もなく飛び出して西の鳴滝川を越えていきます。追いかけると最も馴染みのある餌場側の電柱に止まっていました。この下の用水路は彼が2012年9月に飛来して最初に餌場として確保したところです。ところがこの用水路の両側は道路が通っており頻繁に人や車が行き交います。そんなな「騒々しい」餌場で幼鳥期を過ごしたためかここでは人との距離がとても近くなっています。私たちも当初はそれが普通だと思っていましたが後になって「150㍍以上離れて観察」とのガイドラインを知りました。和歌山市でのJ0057の姿は異例なのかもしれません。そんな"和歌山コウちゃん"は電柱から下の用水路に降りる気配もなく盛んに翼の手入れを始めました。あまり獲物がないのを知っているかのようです。昇ってきた太陽が白い翼を照らしていました。