【永田町情報】 ★最有力は「10月解散・11月総選挙」 時事通信社解説委員・田崎史郎。。。 | 川口市議会議員 わかやまさみ オフィシャルブログ 「いつも笑顔で」Powered by Ameba

【永田町情報】 ★最有力は「10月解散・11月総選挙」 時事通信社解説委員・田崎史郎。。。

何時になるのですかね?


解散総選挙!


ワカ」こと…


川口市議会議員のわかやまさみです。


おはようございます。


選挙日程が決まらないと…


若谷後援会の日程、視察、研修会等々が組めないのです。


一日も早く解散し、自民党が政権を奪取し、「新しい国づくり」をスタートしなくてはです!


さて、いつもの永田町情報です。


~時事通信~


【永田町情報】 ★最有力は「10月解散・11月総選挙」 時事通信社解説委員・田崎史郎

 衆院解散時期について、首相・野田佳彦が自民党総裁・谷垣禎一に約束した「近いうち」とはいつのことか―。年内と受けとめるのは当然のこととして、ならば、9月8日で会期が切れる今国会中か、それとも10月に召集予定の臨時国会だろうか。

 今国会の会期末解散なら、各党議員・候補は一斉に選挙事務所設置に走っているはずだが、8日の党首会談後、選挙事務所を設置した人は「誰もいない」(自民党中堅)。いわゆる「密約説」を真に受けた議員はおらず、実際には「10月解散・11月総選挙」が最も有力とみられている。

◇谷垣の“自爆行為”か

 「礼儀正しい紳士がいきなり、暴力団に変わったようなもの」(首相経験者)

 「ケンカをしたことがない男がいきなりナイフを持って振り回し始めた」(参院自民党幹部)

 早期解散を求めて突っ走る谷垣を見て、自民党内は首相経験者らの発言のようにおおむね冷ややかだった。普段、慎重で手堅い谷垣がなぜ、まなじりを決して強硬姿勢を取ったのか?党内の見方を集約すると、以下の4点になる。

(1)自民党が7月に行った党独自の選挙情勢調査で「自民220議席以上、民主90議席台」という結果が出て、衆院選を今やれば確実に勝てると思った

(2)元首相・小泉純一郎が「野党が解散権を握る、またとない局面」とあおり、次男の党青年局長・進次郎も「3党合意破棄」と要請して党内の流れをつくったため乗らざるを得なくなった

(3)野田が連合会長・古賀伸明に1日、来年度予算編成について「政治主導でやり抜いていく」と言明したため怒った

(4)今国会で衆院が解散されないなら、9月の総裁選で再選されるのは困難と判断した

 どの要素が谷垣の心中で大きなウエートを占めたか、分からない。だが、「谷垣さんは、なれないことをやっている」という見方では一致している。

 野田がこの異変に気づいたのは4日から5日にかけて。3日夜の段階では、消費増税法案が成立した後、どう打って出るかに思いを巡らせていた。

 しかし、6日の広島「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)を挟んで、野田は一気に緊張の度を増した。谷垣があくまで強硬姿勢を貫くなら、消費増税に命を懸けて取り組んできた野田の努力は水泡に帰し、解散を約束すれば党内から猛反発を受けて党がふたたび分裂しかねない―。谷垣と党内状況のはざまで、野田はもがき苦しんだ。

 だが、追い込まれていたのはむしろ谷垣の方だった。自民党内で「3党合意順守」を求める声は根強く、公明党も「3党合意破棄は断じて認められない」とねじ込んだ。谷垣は窮地に陥り、首相周辺は7日深夜、こう言ってぼやいた。

 「谷垣さんが振り上げたこぶしの落としどころを官邸が探さなければならなくなっているんです」

 野田、谷垣の「夏の陣」の軍配を上げるなら、敗者は明らかに谷垣だった。なぜなら、解散権はあくまで野田にあり、野田が解散しなければ、谷垣には打つ手がないからである。

◇根拠乏しい密約説

 谷垣がにおわす「密約説」はいささか根拠に乏しい。野田と谷垣がサシで30分余、会談したことや、谷垣が思わせぶりな発言しているだけだ。

 もちろん、百パーセントないと断言するつもりはない。しかし、野田サイドや民主党内には、今国会中に解散しそうな雰囲気はまるでない。民主党の選挙準備は最も遅れており、代表選後の人事で幹事長・輿石東の更迭など体制を刷新しなければ選挙に臨めない。

 こう見てくると、今国会中の解散はなく、「10月解散・11月総選挙」が最有力と言える。

◇解散・総選挙日程は?

 つい最近、野田に近い議員と、カレンダーをくりながら衆院解散・総選挙の日程をつくってみた。

〈10月12日か15日に臨時国会召集〉

〈まず、衆参両院本会議で所信表明演説と各党代表質問を行う。これに1週間必要〉

〈次に、今年度補正予算案を衆参両院で審議し、成立させる。これに1週間必要〉

〈懸案の特例公債法案の成立に数日〉

〈以上を終えて10月下旬か11月初めに衆院を解散。投票日は11月18(友引)、25(先負)、12月2(仏滅)、9(大安)―日のいずれか〉

 この通りに進むという確信はない。だが、来年度の予算編成などを考えた場合、政治空白をできるだけ少なくするにはぎりぎりの日程だ。(敬称略)(了)

(2012年8月10日配信)