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【早読み!週刊誌】年金「代行割れ」4割の衝撃 (3月12日~18日発売)。。。

川口市議会議員の若谷正巳です。


~時事通信~


【早読み!週刊誌】年金「代行割れ」4割の衝撃 (3月12日~18日発売)

 企業年金を食いものにしたAIJ投資顧問。他の投資会社は大丈夫かと心配していたら、火の手は他から上がった。

 

 「週刊現代」が厚生年金基金の恐ろしい実態を暴いている。実は多くの企業年金の中に、本来なら国が集めて、支払うはずの厚生年金の一部が入っているという。AIJ社が消失させた企業年金とは、まさにこれ。この厚生年金基金の運用は、株や国債などを購入する投資なので、当然、損することもある。企業年金だけなら、企業OBの支払い額でも減らせば済むが、厚生年金はしっかり加入者に払わなくてはならない。ところが、投資で厚生年金の原資まで失う厚生年金基金が続出。2010年現在で595ある厚生年金基金のうち、4割近くが厚生年金を払えない「代行割れ」だという。もちろん、基金を解散することも可能だが、それには厚生年金の不足分の補てんが条件。その穴埋めのために、会社が倒産するケースも出ている。そもそも投資というバクチでもうけようという発想が年金には合わないのではないか。「100年安心年金」は、やはりまやかしだった。

 

 東日本大震災から1年。さまざまな追悼記事が出たが、今週号で印象的だったのは「週刊ポスト」。被災者の相続トラブルだ。津波で亡くなった場合、同じ場所、同じ時期に発見された人は、同じ死亡時刻となるという。何が問題か。例えば、夫と義父母の3人を同時に亡くした主婦のケースでは、義父名義の家が相続できなかった。本来なら相続するはずの夫が義父と同時に亡くなってしまったため、夫の妹に相続権が移動。もし、夫が義父より1分遅れて亡くなっていれば、家は兄妹に相続され、妻にも相続されたという。天災はこんなところにも悲劇を生んでいる。

 

 大学生の就職活動は今が本番だという。「週刊文春」が「一流企業に本当に強い『大学ランキング』」という記事を載せている。といってもこの記事、前半は面白くない。安定志向から大手銀行、商社、損保などが人気で、そうした企業へは旧帝大の国立大や早慶が強い、といった内容。読むべきは後半の就職指導で特色のある大学だ。例えば、明治大学は公務員試験用の「学内予備校」があり、効力を発揮。また、「国立大学就職率全国1位」を誇る福井大学では、女子学生にメークアップ講座を開くなど手厚い支援をしている。その他、消防官や警察官合格に強い「知られざる優秀校」もあり、感心するやら驚くやら。「就活」はすっかり様変わりしている。

 

 「アエラ」は「外食ジャパン アジアを制す」の記事。少子高齢化で市場が縮小している日本から、経済成長の続くアジアへ進出する外食産業が増えているという。興味深いのは対照的な進出方法だ。例えば、イタリア料理チェーンの「サイゼリア」は、日本の企業色は消し去り、中国の庶民に溶け込む戦法。逆に家庭料理チェーンの「大戸屋」は、「下手な現地化はしない」として、料理は日本の味をかたくなに守る。日本の厳しい目を持つ消費者に鍛えられた外食産業がアジアを席巻する日も近いのではないだろうか。(花崎真也)