【早読み!週刊誌】「年金68歳支給」でどうなる?(10月17日~23日発売)。。。 | 川口市議会議員 わかやまさみ オフィシャルブログ 「いつも笑顔で」Powered by Ameba

【早読み!週刊誌】「年金68歳支給」でどうなる?(10月17日~23日発売)。。。

わかやです。


~時事通信~


【早読み!週刊誌】「年金68歳支給」でどうなる?(10月17日~23日発売)

 今週、各誌がトップで取り上げているのが、厚生年金の支給開始年齢を68~70歳にする案についてだ。支給開始年齢は現在、65歳まで引き上げ中だが、さらにこれを68歳まで引き上げたり、引き上げのペースを速めたりするという。

 

 厚生労働省のこの案について、「週刊新潮」は100年安心と言って保険料を上げておいて、「ペテン」ではないかと糾弾する。特に割に合わないのが、支給開始年齢が68歳からとなる現在51歳以下の世代だ。同誌の試算では、「一部上場企業に40年勤め、ボーナスを含めた生涯平均月収が55万円だったサラリーマン」の場合、支給開始が65歳から68歳に引き上げられれば、「3年分=約700万円」が目減りするという。60歳から支給されている世代と比較すると、実に「8年分=約2000万円」も損する。今回の年金改革案は眠れる国民を起こし、国家を揺さぶるきっかけになるかもしれない。

 

 この年金改革案は、60歳で定年を迎えると、「8年間無収入無年金」になる可能性がある。「サンデー毎日」は「空白の8年」を生き延びるために、世代別の防衛策を伝授する。例えば、年金の支給開始年齢が70歳になる可能性もある30代は「給与の4分の1を貯蓄に回せ」と説く。また、60代なら「2つのバイトやパートを掛け持ちするダブルワークで稼げ」という。楽観主義を捨て、とにかく自ら動かないと老後は生きられないようだ。

 

 「週刊現代」では、昨年末から今年10月まで計20回にわたり、「グリコ森永事件の真実」という記事を連載した。その連載の最終回で、仮名とはいえ、真犯人とされた推理作家の黒川博行氏が「週刊文春」と「週刊朝日」で、記事はでっち上げだと怒りを爆発させている。ここでは「週刊文春」を見よう。黒川氏を取材したのはジャーナリストの岩瀬達哉氏とその担当編集者。黒川氏のデビュー作は身代金の受け渡し方法などが「グリコ森永事件」と酷似していたため、事件当時、マスコミに騒がれたという。黒川氏が事件についての推理を披露したところ、岩瀬氏は記事であたかも実行犯が告白したように発言を使用。しかも取材がお粗末だ。例えば、「黒川氏の妹の息子に言語障害がある」ことを立証するために、岩瀬氏らは「妹宅の敷地内に不法侵入し」、愛犬の鳴き声を妹の息子の声と誤認。また、黒川氏の住民票を不正に取得したことも判明した。「週刊現代」と発行元の講談社がどうけじめをつけるか見ものだ。

 

 56歳で他界した米アップルの創業者、スティーブ・ジョブズ氏。「アエラ」が彼の家族関係をかなり詳細に報じている。ジョブズ氏をめぐる人間模様は複雑だ。まず彼は養父母に育てられている。高校時代からの「彼女」との間に第一子がいるが、当初は自分の子供と認めず、養育費の支払いも拒否。また、のちになって、実妹がいることを知り、会っているが、実父とは連絡も取らなかった。家族との縁が薄いジョブズ氏だが、現在の夫人と出会い、子供ができると、心境が一変。家族思いの人柄に変わり、製品にもそうした人生観が反映しているという。(花崎真也)