G8各国の原発政策について。。。 | 川口市議会議員 わかやまさみ オフィシャルブログ 「いつも笑顔で」Powered by Ameba

G8各国の原発政策について。。。


わかやです。

東日本大地震から今週末で三ヶ月が経とうとしております。

あの日以来、人々の心は不安でいっぱいになり精神的に参ってしまう方も多くいたかと思います。

そして、いまなお被災地の方々は先行き不安な毎日を過ごし、頑張るどころか疲弊しきってしまっていると想像がつく・・・(気仙沼市に視察に行ったときに感じた)

さらには原発事故が未だに収束の目処が立たず、東電の発表が二転三転したり、政府は政争で明け暮れ、これ以上不安にさせるな!と言いたい!

さて、その原発についてG8主要国の原発政策についてまとめてみました。
イタリアを除いたG8各国が保有する原発は302基あり、世界の7割近くの原発がこの7カ国に存在します。

・アメリカ:世界最多の104基の原発を保有し、総電力量の20%を賄う。オバマ大統領は化石燃料依存からの脱却を主張しており、原発推進を表明。

・フランス:58基の原発により総電力量の約80%を賄っており、原発への依存率は世界一。主要産業である原発を今後とも更に推進することをアピール。

・日本:保有する54基のうち、中部電力浜岡原発の停止を受け、現在稼働しているのは18基。総発電量の30%近くを担ってきた。

・ロシア:32基の原発を保有。今後10年でさらに20基あまり増やす計画。新興国への原発輸出を図っている。

・イギリス:19基を保有。地球温暖化の原因だと考えられている温室効果ガスを抑制するため、原発を新たに建設することを明らかにしている。

・カナダ:18基。現在作業チームを立ち上げ安全性などを調査中。

・ドイツ:メルケル首相は5月30日に国内にある17基(うち現在稼働しているのは9基)すべての原力発を2022年までに停止すると発表。

・イタリア:チェルノブイリ原発事故翌年1987年に国民投票の結果にもとづき全ての原発を閉鎖。その後原発再開に向けて検討がなされてきたが、今年6月1日に最高裁はその是非を問う国民投票を今月中頃に実施すべきとの判断を下した。

・スイス:(G8ではありませんが参考までに)5基の原発により総発電量の約40%を賄っているが、2034年までに順次廃止にすること5月25日に閣議決定。

原発維持、推進、脱原発。各国がさまざまな方向性を打ち出しています。

日本は産業国であるとともに1家庭の電力消費量も他国と比較して多いと聞いている。

単純に他国との比較は出来ないが原発がなくなれば良いに決まっているが、なかなかこれだけのエネルギーを確保するだけの代替えは難しいだろう…

原発に代わる新エネルギーの開発、神の救いはないのでしょうか…