マイクロシーベルトについて。。。 | 川口市議会議員 わかやまさみ オフィシャルブログ 「いつも笑顔で」Powered by Ameba

マイクロシーベルトについて。。。

わかやです。

蕨駅頭から戻りました・・・

さて、こちらのブログに引っ越して以来、私は一貫してさいたま市内で測定された放射線量をご報告し続けてまいりました。

福島の原発事故は、今なお予断を許さない状況です。政府や東京電力の関係者の方々も懸命にがんばっていますが、残念ながら対応が後手後手にまわってしまっていることは否めません。

しかし、決して騒がないで下さい。風評被害に遭っている一次産業に従事する方は大変お気の毒です。さらには一部で、避難してきた震災孤児が「フクシマ」から来たという理由だけでいじめに遭っているという話も聞きました。そんなことは決してあってはならないことです。

そしてその一方で、今回のこの事故によって、この国の安全に対する考え方に非常に甚大な爪痕を残し大きな課題を提起されました。今後も、軽視することなく注意深く見守り続けてまいりたいと思います。

私は政治に携わるものとして、皆様には客観的な事実をお知らせしていきたいと思っています。

ここで、ご報告している放射線量について、使用されている「マイクロシーベルト」という単位、皆さんご存じでしたでしょうか?

実は私もはっきりとは理解できていませんでした。改めて調べてみましたので、私に理解できる範囲の言葉で皆さんにお伝えしたいと思います。

放射線というのは、地球上のどこにでも存在します。平均すると、1年間に 2.4ミリシーベルトの放射線を浴びている計算になるそうです。
報道されているシーベルトとは、1時間に被曝(ひばく:人体が放射線にさらされること)する量のことです。

「放射線」とよく似た言葉に「放射能」というのがあります。このふたつの違いもわかりにくいですね。

「放射線」はエネルギーのこと、その放射線を出す能力を「放射能」と言い、放射線を出す物を「放射性物質」と呼ぶのだそうです。たとえて言えば電球が放射線物質、光が放射線、発光する能力が放射能ということになります。光を出し続けていれば電池がなくなり光が弱くなっていくように、放射線を出していると放射能も弱くなっていきます。また、電球から離れると光が弱まるように、放射線物質から離れると放射線も弱くなります。

そして、放射能の強さは「ベクレル」、人体への影響の程度を「シーベルト」という単位を使って表わしています。

ミリは1000分の1、マイクロというは、100万分の1です。200万マイクロシーベルトで5%の致死線量に相当するのだそうで、さいたま市で測定されている0.06マイクロシーベルトというのは、人体に影響のある量ではありません。慌てて買い占めなどの行動に走らないよう留意したいものです。

必要とされるものが必要とする人に渡るように、心がけていきましょう。