fukushima50

今年の代表作といっても過言でない映画。

作品賞は取れませんでしたが、間違いなくアカデミーを席巻した映画でしたね。


お世辞抜きで言いたいのは、日本人ならば必ず一度は見てほしい映画だということ。

あの日あの場所で何があったのか、フィクションのようで、ノンフィクションなのであろう物語。


事実は小説より奇なり、とはよく言ったもの。

本当にそこにはドラマ以上のドラマがあったのだと思う。


今私たちがこの場所に住めているのも、決死の覚悟で日本を守った人々がいたからだということを忘れてはならない。


俳優陣も最高だった。


なによりも、ラストシーンの桜。

閉鎖された屋内での緊迫シーンが9割を占める中だからこそ、青空の下、ピンクの桜がその対比で明るい未来を照らすかのような暗示へと繋げている。


テロップ通りのオリンピック開催とはならなかったが、ウイルスと戦っている今だからこそ、見るべきなのかもしれない。