どうもこんにちは。わかつきです。

先日の投稿がかなり久しぶりのものとなりました。2023年からもかわらず、塾講師を続けております。2024年は積極的に更新できるよう、頑張りたいですね。



前回は2022年夏のお話でした。今回はその後の2022年冬に、友人の結婚式に出席した際のお話です。幼少期に出席した親戚の結婚式以来、そのような催しとは無縁の私でしたが、ついに大学の友人がめでたく結婚し、出席させて頂くこととなりました。

十数年振りの結婚式ですから、私もドキドキワクワクが抑えられません。一体どんなに素敵な披露宴なのだろう、そんな私に待ち受けていたのは、おおよそ結婚式のイメージにはあわない出来事の数々でした。今回はそんな結婚式の話を1つ。




2022年12月、私の自宅には1人の来客がありました。福島にも共に遠征した函館の友人です。

今回の結婚式には彼も招待されており、翌日に備えて我が家に前乗りです。そんな彼以外にも、新郎新婦の友人が招待されています。我々界隈からは以下の通りです。 



招待1 函館の恐い人(前話参照)

招待2 本格派パワハラ店長(前話参照)

招待3 東京に住む学校の先生

→わかつきとは鉄の同盟を締結

招待4 八王子の友人

→新郎とは親友だが、新婦とは仲が...

招待5 1つ年上の先輩

→今や1口馬主様。ヤクルトファン

招待6 一流カリスマ講師わかつき(前話参照)



この中で、問題となっていたのは招待4の八王子友人です。新郎とは親友と呼ばれる仲も、新婦とは....大学時代に招待4と新婦は同じ団体に所属していたわけですが、そこで色々とあり、あまり宜しくはない様子(というか悪そう)。



ということもあり、我々は「あれ?奥様からNGでるんじゃない?」「式が始まって速攻で退出させられるんじゃない?」など、冗談交じりで心配もしておりました。









当日、彼は欠席しました。




先述のことが原因ではなく、体調不良です。冬の寒い時期ということもあり致し方の無いことではありますが、久しぶりに会えると楽しみにしていたので、残念ではありました。



そんなこともありつつ、函館の友人と品川駅に移動し、招待2の店長招待3の先生と合流。ここから新幹線で静岡まで移動します。品川駅で朝御飯を食べた我々は意気揚々と乗車。一路会場へと向かいます。


途中で招待5の馬主先輩が乗車し、一行は静岡駅に到着。サイゼリアでお昼ごはんを食べつつ、式場までのバスを待ちます。今回はホテルが式場となっており、我々はそのままそのホテルに宿泊する予定となっていました。

ワクワクしつつ待つ我々ですが、なんとなく感じていることがありました。






あれ?もう疲れたな?



前日まで仕事、からの朝早い新幹線で移動ですから、既に移動の疲れが出ていました。しかし、それが後々に響くことになろうとは、さすがにこの時は誰も思っていません。



そんなこんなでバスに乗車し、会場となる日本平ホテルに到着しました。静岡駅からはバスで30分といったところです。








最高の眺めでしたね。天気も文句無しです。到着後は喫煙室でのんびりしつつ、式を待ちます。

そんな私ですが、招待3の友人とともに、ある重要な任務を任されていました。






披露宴の受付






我々に任せていいのか...?


大きな不安と緊張もあった私ですが、せっかく任されたのであれば、しっかりと務めを果たしたい。なにより、新郎新婦の晴れ舞台を盛大にお祝いしたい。

そんな私は、ふと気が付けば新郎からのLINEに返信を送っていました。








受付に金剛力士像おくね!!!


この威容!この迫力!武士の気風を反映した鎌倉文化のまさに真骨頂!


これさえ置けば、生半可な気持ちで参加する不埒な輩も引き締められます。招待客を威嚇し、新郎新婦の威容を誇るには最良のアイテムです。



ちなみに、私が考える受付の様子です。

※超絶雑コラ



我々は受付でこのような格好をすることになります。平安・鎌倉時代の大鎧です。



最高の受付ですね!!!
※採用されることはありませんでした。


受付という大任を任された我々は新郎御両親への挨拶を済まし、再び待機。その後、時間となると式の会場へと移動しました。




会場からは外の雄大な景色も眺められました。非常に素晴らしかったですね。そして待つこと数分、アナウンスが入り、いよいよ式が始まります。
まずは新郎の入場です。扉が開き、新郎の表情を見た瞬間、我々は「あ、これメッチャ緊張してるわ....」と気が付きました。その新郎は、新婦を待つため会場前方へと進むわけですが、




ツカツカツカツカツカ




はええ...

緊張からなのか、写真撮影のためスマートフォンを構える客席など目に入らず、スタート直後の逃げ馬のような速さでした。
続いて、新婦とお父様の入場です。新婦とは逆に、ゆっくりと、そしてしっかりと歩まれていきました。私はお父様と話したことは当然一度もないわけですが、お二人のその姿を拝見していると何故か


😢

自然と、涙が零れそうになる自分がいました。
どんなことにも感情移入できる、素晴らしい人格ですね。




2人の門出を祝福し、式を終えた後は外に出ました。記念写真の撮影と2人を祝うフラワーシャワーの時間です。
フラワーシャワーを浴びる2人は本当に幸せそうでしたね。仲睦まじく、過ごしてほしいものです。
記念撮影の際には、風船バルーンの打ち上げも行われました。様々な色の風船が飛び交っていく姿は色鮮やかで、素敵な光景でした。
と、いいつつ我々は赤の風船を見ると「3枠じゃん」、緑の風船が上がると「6枠じゃん」と、枠番で呼びあう始末。全く、この場にふさわしい会話とは思えません。






自分も叫んでました。



全体の記念撮影を終えると、今度はいよいよ新婦によるブーケトスのお時間です。我々は少し離れた位置から見守っていましたが、どうやら新婦のご友人が獲得されたようです。めでたし、めでたし。パチパチという拍手が起こり、今度は新郎新婦との記念撮影です。

ふと、ブーケを獲得されたご友人を見た私はこう思いました。





太いな。


メチャクチャ失礼なことを思っていましたが、きっと私だけでなく、招待2の店長も思ったに違いありません。絶対に心の中で「めっちゃデブじゃんwww」と思ってました。きっと思っています。







彼は必ずそう思います。


※巻き込みたいだけ


そんなこんなで記念撮影となるわけですが、新郎新婦とご友人が並んでいる姿を見て、ふと私は思い浮かびました(またかよ)。





こういう構図の写真、どっかで見たなあ...


あ、競馬の表彰式だ...


新郎は小柄やし勝利騎手やな...


となると、新婦はさしずめ近藤旬子オーナーか...


ん?となるとご友人はなんだろうな...あ!!











須貝先生だ!!


皆様もご存知、ジャスタウェイゴールドシップソダシアドマイヤリードなどを管理したJRA(日本中央競馬会)の調教師です。

新婦を近藤オーナーに例えるのも、今から思えばかなり年上の人に例えたわけですから、失礼な話です。しかし、それ以上のインパクトに、私は自分で考えたことながら、笑いが止まらなくなりました。こうなった以上、周囲も巻き込みたい

すぐに、招待2の店長招待1の函館の友人招待3の先生招待5の先輩といった競馬が分かる方々を呼んで話をします。




わかつき「あの並んだ構図なんですけど...」

友人達「ふむふむ」

わかつき「競馬の表彰式に見えません?」

友人達「確かに」

わかつき「となると新郎が勝利騎手、新婦が近藤旬子オーナーで」

友人達「ふむふむ」

わかつき「真ん中の人(ご友人)が、須貝先生」

友人達「おいてめえ!!wWwWwWwWw」



巻き込み大成功です。


これ以降、須貝先生が挙式に参加しているという認識を、仲間たちと共有できました。価値観の共有は本当に重要ですね。




さてその後、我々受付担当と新郎新婦で記念撮影を行い、場は一度お開きに。次は披露宴のお時間です。
金剛力士像を両脇に配置し、大鎧で招待客を威嚇し出迎えた我々はいよいよ披露宴の会場へ。



ちなみに披露宴ですが、東京在住の招待3の友人と私は、よく飲みに行って出し物を考えていました。

出し物案1
エキストラ500人を(新郎新婦の予算で)雇って本場ヨーロッパのサッカーフーリガンVS警察機動隊の再現。もちろん招待客も巻き込む。

出し物案2
招待4の八王子在住友人に2006WBC王JAPANの4番、松中信彦選手のユニフォームを着せ、フルスイングでウエディングケーキを倒す。そのあとに松中選手が準決勝・韓国戦で二塁打を打った際に見せたベースパンチ(興奮のあまり二塁ベースをぶん殴る)を再現。ウェディングケーキの上に載っているであろう新郎新婦の砂糖菓子を粉砕。


出し物案3
招待4の友人にサッカーブラジル代表の元ゴールキーパー・ジュリオセザールのユニフォームを着せ、誰か別の人に蹴らせたフリーキックを止めてもらう。しかし、止める際に勢いあまってそのままウエディングケーキを倒す。






どれも素晴らしいですね!!!
※どれも実行されませんでした。



用意された椅子に腰掛けると、テーブルには新郎新婦とご両親、ご兄弟のプロフィールをまとめた紙が置かれていました。なるほどこれは分かりやすくて素晴らしい。しかし、それを見た友人(招待3)があることに気が付きます。



友人「ちょっと待って新婦妹さんの生年月日...」




【次回予告】
須貝先生の件で笑いに笑った我々一行。披露宴の前に笑い疲れを起こしていた。しかし、いよいよ始まった披露宴は我々に息つく暇を与えてはくれない。次なる仕掛けが、我々へと襲いかかる!


次回「新婦・妹は昭和10年生まれ」


お楽しみに。