どうもこんにちは、わかつきです。

プロ野球も春季キャンプを終えオープン戦に突入しました。オープン戦が始まるとああいよいよ開幕が近いな、とスポーツシーズンの到来を感じます。来週の日曜日には同じく東京に住む友人と、本日より始まった大相撲三月場所を観戦しに行く予定もあり、非常に楽しみです。

大河ドラマ「青天を衝け」はペリーが来航し、日本はついに幕末へと突入しました。渋沢栄一がどのようにして徳川慶喜に仕え、歴史の表舞台へと立つのか。今後の展開を楽しみにしたいと思います。と、いうことで大河ドラマ「青天を衝け」第4話の所感に参りましょう。




第4話では徳川慶喜・岡部藩代官という二人の武士、支配者としての度量の違いがハッキリと出た話だと思いました。

一橋家に養子に入った慶喜は12代将軍・家慶に気に入られ、「いずれは将軍」との声も高まります。父である水戸の竹中直人・徳川斉昭も慶喜への期待は大きかったのですが、当の本人は将軍になる意欲など甚だなく、なにかと自分を利用しようと考える父・斉昭への反発も強くなりました。そこで斉昭は側近・藤田東湖に命じて慶喜へ側近をつけます。その小姓に任じられたのが堤真一さん演じる平岡円四郎でした。平岡は年下の徳川慶喜に小姓として仕えることを隠すことなく嫌がり、徳川慶喜に「不満か?」と聞かれるとハッキリと「不満です」と答える嫌々ぶりです。しかし慶喜はそんな平岡を下げることなく仕えさせることにしました。こうして仕えることになった平岡ですが、もとは長屋に住む貧乏武士ですから、給仕や髪結など満足に出来るわけがありません。初めての給仕では慶喜のお椀に高校球児の飯か?と思わんばかりの山盛りのご飯を盛り付けました。そんな平岡の所作に対し、慶喜は怒りを見せることなく、自らお椀に飯を盛り付け、給仕のいろはを教えます。髪結も同様です。平岡はそんな慶喜の度量の広さ、そしてなにより食事前に手を合わせて必ず民に礼を言う心に惹かれ、心から慶喜に仕えるようになりました。給仕の練習をするべく自宅でもお椀への盛り付けを練習するようになります。

一方、渋沢栄一たちを支配する武州岡部藩の代官は、慶喜とは対比されたダメ武士として登場してきました。民から御用金をタカり、それに礼も言わず支配者として当然だと言わんばかりの態度で取り立てます。「自分は父の名代だから家に帰り相談して返答します」と述べる渋沢栄一には刀をひけらかし威嚇する始末。食事前に手を合わせる慶喜とは真反対と言えましょう。

徳川慶喜と岡部藩代官。共に特権階級の武士として支配する側に立つわけですが、前者はこの後、渋沢栄一を心服させ後者は渋沢栄一に憎まれました。その違いは何か、徳川慶喜と岡部藩役人の違いが分かりやすくまとめられた第4話だったと思いました。



この第4話では、ペリーの圧力に負けた幕府がついに米国と和親条約を締結しました。3代・徳川家光から続く鎖国を解除した歴史的な出来事です。この後、幕府はその他の欧米各国とも同様の条約を締結し、時代は幕末へと突入していきます。大きく動き始めた時代のなかで、渋沢栄一はどのようにして徳川慶喜と出会うのか。楽しみです。





本日のまとめ

「ペリーめちゃくちゃ強そう」



ありがとうございました。