先日、ピョンさんの次男坊が包茎手術をしました。家に行ったらガニ股で歩いているので、
「どうしたの? インキンにでもなったのか?」
とからかったら、
「おじさん、違うよ! チンチンの皮を切ったんだよ!」
という答えが返ってきました。
横に座っていたピョンさんが
「こいつは遅かったんだよ。最近の子供は小学校に上がったらやるんだから」
と言って大笑いしました。
 ピョンさんによると、10代~40代の韓国男性のうち84%が包茎手術をしているとのこと。その理由は、ただひとつです。

「包茎のままではチンチンが大きくならず、男性としての機能を果たせないから」

 さすが儒教の国。子孫を残すのが男の役目だから、そのためには最大限の努力をするということなんですね。



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 チャンモニム(義母)には数々の伝説があります。
 そのなかで、今回はおとぎ話になりそうな(?)香ばしいエピソードを紹介します。ウソみたいな話ですが実話です。
 数年前の夏、チャンモニムは智異山(チリサン)にあるお寺へ行きました。韓国仏教は李氏朝鮮時代に弾圧を受けたため、寺院の多くは山中にあります。チャンモニムがひいきにしているお寺も、車だけではたどり着くことができず、最後の1キロほどは自分の足で登らなければなりません。
 チャンモニムは仏教徒というわけではありませんが、そのお寺の和尚を昔から知っていて、困ったことがあると相談しに行っています。その日はピョンさんの夫婦問題について和尚からアドバイスを受け、お布施を出して厄払いのお経をあげてもらいました。
 チャンモニムは、せっかく智異山まで来たんだから山菜を採って帰ろうと思い、境内から山へ入りました。山といっても参道から少しだけ奥に踏み入ったところです。
 山菜や薬草を探しながら山を下っていくと、何か大きな塊が動いているのを見つけました。はじめは熊かと思って緊張したのですが、目を凝らして見ると鹿のようでした。近づいて見ると果たして鹿で、罠にはまって死にそうな状態でした。
 このとき、チャンモニムは思いました。これは仏様からの贈り物に違いない。いつもお布施をたっぷり払っているから、そのお礼だと。
 チャンモニムはその鹿をずるずる引きずって下り、車に乗せて出発しました。行き先はなじみの韓方薬屋さんです。チャンモニムは仏様の礼物でピョンさんのために韓方エキスを作ろうと思ったのです。
 その日の夜、チャンモニムはエキスを病院に持っていきました。エキスのいわれを聞いたピョンさんは大喜びで飲みました。
 話を自慢したいチャンモニムは、知り合いという知り合いに電話しました。もちろん、日本に住む娘(愚妻)のところにも掛かってきました。
 以下、そのときの夫婦の会話です。

愚妻:オモニ(母)ってホントに運がいいわよね。鹿って買ったら高いのよ。
ボク:罠にかかってたんだろ。それって猟師さんのモンじゃないの?
愚妻:チリサンは国立公園だから狩猟は禁止よ。罠だって違法に決まってるじゃない。
ボク:鹿が増えすぎて間引きするために仕掛けた可能性もあるよ。
愚妻:ない、ない、ない!
ボク:仏教は殺生を禁じてるのに、お寺の帰りに鹿をつかまえていいの?
愚妻:あなたホントに理屈っぽいわね。いいに決まってるじゃない。オモニは毎回50万ウォンも出してるのよ。鹿くらいくれたっていいじゃない。
ボク:イャ、そういう問題じゃなくて。鹿はまだ生きてたんだろ。エキス屋じゃなく、動物園に連れてかなきゃいけないんじゃないの?
愚妻:うるさいわね。いいったら、いいのよ。日本人はホントに細かいんだから。
ボク:でも、かわいそうだと思わないの? お寺で罠にかかってた鹿だよ。
愚妻:だから有難いんでしょ。日本語でなんて言ったっけ。そう、ご利益よ、ご利益。
ボク:使い方、間違ってるよ。誰が聞いたってかわいそうだって言うよ。
愚妻:別に焼いて食べたわけじゃないんだから。鹿を刺身にして食べちゃう日本人のほうがよっぽど野蛮よ。
ボク:論点がずれてるよ。ボクはお寺の鹿のことを言ってるんだから。
ユナ:違うわよ!鹿がいたのは山の中。お寺じゃないわ!
ボク:だから・・・
ユナ:黙りなさい!

 その後、義弟のスンさんに電話して鹿について感想を聞いてみました。スンさんはこう言ってました。
「ヒョンニム(兄さん)、キム家の連中はみんな頭がおかしいですよ。チャンイノロン(義父)まで喜んでましたから。キム・ソナもラッキーだったって言ってます。ふつう、山で死にかけた鹿を見たら、誰か呼びに行きますよ。持って帰ろうなんて考えるのはチャンモニムくらいです。ボクはあのエキス、絶対に飲みません!」



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 韓国では結婚が決まると、両家が揃って会食をします。これを「サンギョンレ(相見礼)」といいます。
 ボクは結婚式の直前にサンギョンレをしました。仕事が忙しくて両親同士を引き合わせる時間がとれなかったからです。結婚式の費用負担などの話はユナが間に入って話を済ませてあったので、当日は親睦会といった感じでした。
 ロッテホテルの韓国料理店で、両家の初顔合わせとなったのですが、そのときの費用は義父が支払いました。ユナからはボクが出すように言われていたのですが、支払いの段になって義父が自分が出すと主張して譲らなかったからです。
 サンギョンレでいちばん大変だったのは互いの会話です。ユナが通訳したのですが、和やかな雰囲気をつくるのにかなり苦労した記憶があります。
 うちの場合は、両家が結婚に賛成しての席だったため、トラブルなどはありませんでしたが、両親どうしがケンカを始めてしまってサンギョンレが修羅場と化した友人もいます。



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