モチベーションを向上させることはもちろん、維持することは

経営上非常に重要であり、困難な問題でもあると考える。


ごく単純なモチベーションUPの方法としては

インセンティブ(報酬)が考えられ、ボーナス支給の会社で働いたことのない

ぼくとしては、毎月の給料以外の「おこずかい」は非常にうれしかったものだ。


しかし、よくよく考えて見るとそれらのお金はどこに飛んでいった?

全く覚えてないんですよね。

そのうち、インセンティブが給料の一部に感じてきて、

手に入らないと「がんばろう」よりは「がんばったのに何でだよ」

と目標値の高さをうらんでくるというパラダイムに遭遇する。


そう考えると、モチベーションが低い人にはインセンティブは有効であるがが

モチベーションが高くなった人やもともと高い人に対しては

それ以外の重要なものがあると思うのです。


ベンチャー企業、大企業と渡り歩いた経験を基に考えてみると

一番それらに効くのは

TOPや直属の上司の「意識」「考え方」じゃないかな。


はじめの会社のTOPと上司は共にいい人ではあったけど、

今考えると経営者としてどうだったかなぁ???と疑問がある。

2番目の会社はTOPのビジョンと意識はものすごくやる気になるが

大企業家したばかりに、その意識が下のほうまでは行き届かず

小北朝鮮になりつつあった。


こういうと

「上司や会社にもとめるな!」

「自分で行動に移せ!」

という人任せ主義を怒られそうであるが

逆に言うと、将来性が豊かな20歳代の若い人間を成功に導くのは

カリスマとも呼ばれるかっこいい経営者像を身近で

見せてあげることではないかと思うんだよね。


人は誰もが自分の好きな人のマネをしたくなるものだし、

そして様々なマネを組み合わせ、そのマネを通じて

オリジナリティを確立していくことになるものじゃない。


であれば、少しでも20歳の若者が自分を模倣して

成功に導いてあげることが先を歩くモノの役割なのではないでしょうかね?


ぼくは、まだ20歳代後半の若造ではありますが、

自分より年下の人間に少しでもあこがれてもらえるように

そして一歩でも早く成功につながるように

日々意識し、あこがれる人間を模倣しているのです。