4月16日の早稲田大学の社会人講座における

伊東正明常務の女性蔑視発言で

問題となった牛丼チェーンの吉野家で

今度は就活生への外国人差別が

問題となっています。

 

吉野家はホームページで

『「ダイバーシティ」をキーワードとし、組織の活性化を目的に、外国籍社員の積極的な登用を続けています。』

などと掲げておきながら

外国籍を理由に、

学生の就職説明会への参加を断っていたのです。

 

実際に断られた大学4年生の女性はツイッターで

 

「ハーフだけど、日本生まれ、日本育ち、国籍日本なのに、向こうから急に説明会キャンセルされたんだけど。こんなのアリなん」

とつぶやいていました。

 

女性は、

吉野家が主催する採用説明会を予約しましたが

翌朝、今月1日に吉野家の採用担当から

「外国籍の方の就労ビザの取得が大変難しく、ご縁があり、

内定となりました場合も、ご入社できない可能性がございます。

従いまして、大変申し訳ございませんが、

今回のご予約は、キャンセルとさせて頂きますことを

ご了承下さい」  

などと言うメールが届いたそうです。

 

ちなみに、吉野家は女性に国籍の確認などは

していないようです。

 

どうやら女性は

氏名がカタカナだということで「外国籍」であると判断されて

説明会への参加を一方的にキャンセルされたようです。

 

片親が外国人だったり、帰化したりなどから

今どき日本国籍で外国人っぽい名前の人は珍しくありません。

 

吉野家ホールディングスはメディアの取材に対して

「ビザの取得をできず、

内定を取り消された方の心象を慮(おもんばか)るあまり、

参加をやむなくお断りしておりました。

吉野家の外国籍の方の採用に関して、

(採用条件などの)説明が不足しており、

連絡の過程において不備がございました。

誠に申し訳ございませんでした」

などと意味のよくわからない釈明をしているようです。

 

当該女性は、外国人ではないのでビザの問題は

存在しません。

 

また、たとえ外国人であっても

学生であればすでに「留学ビザ」を取得しているはずで

在留資格を「留学」から

「技術・人文知識・国際業務」などの在留資格に

変更すればよいわけで

実際、9割近い外国人が就職による

在留資格の変更ができているようで

日本人よりも事務手続きは多少手間はかかりますが

ビザ取得はほとんど問題にはならないようです。

 

ちなみに、厚生労働省が事業主宛てに出している資料によると、「国籍で差別しない、公平な採用選考を行うこと。

日本国籍でないこと、外国人であることのみを理由に、

求人者が採用面接などへの応募を拒否することは、

公平な採用選考の観点から適切ではない」

とあるようで

吉野家はこの資料にも反していることになります。

 

吉野家は

ホームページに偽りあり

です。

 

吉野家は

会社のイメージつくりの為に

ありもしないことをホームページに掲載して

中身は前時代的な嘘で固めた会社のようです。

 

これでは、牛丼の中身も信用できたものではありません。

 

吉野家の牛丼は食さないほうがよさそうです。