16日、オーストラリア連邦裁判所は

男子テニス世界ランキング1位の

ノバク・ジョコビッチ選手(34・セルビア)の訴えを退け、

ジョコビッチ選手は17日に開幕する

全豪オープンに出場できないことになりました。

 

ジョコビッチ選手は全豪オープンに出場するため、

今月5日、メルボルンの空港に到着したところ、

入国を拒否されました。

ジョコビッチ選手側は

先月、新型コロナに感染したことからワクチン接種の免除が

認められたと主張したのに対し、

オーストラリア政府は、申請書類等の不備があるため

免除は認められないと主張し、

裁判所は10日に政府の対応には合理性がないとして

入国を認めるよう命じていました。

 

その後、ジョコビッチ選手が

12月にPCR検査で陽性判定が出たにもかかわらず

式典やイベントに参加し、

フランスのスポーツ紙『レキップ』のインタビュー取材を、

受けていたことが発覚しました。

 

また、ジョコビッチ選手は、

過去2週間に旅行したかを問う申告書で

「いいえ」と回答して当局に提出したのですが、

実際にはセルビアからスペインへ渡航していたことが

報道などで明らかになっていて

ジョコビッチ選手は申告は代理人が行い、

「誤ったマスにチェックを入れてしまった。故意ではない」

とインスタグラムの投稿で苦しい言い訳をしていました。


そして、オーストラリア政府は

14日にジョコビッチ選手のビザを再び取り消し、

ジョコビッチ選手側は

連邦裁判所に改めて異議の申し立てを行いましたが、

連邦裁判所は16日にビザ取り消しの撤回を求めた

ジョコビッチ選手の訴えを退けました。

 

どうやらジョコビッチ選手は、

自分が特別扱いされることが

当たり前のことだと思っているようで

嘘の申告をしたことに

罪悪感を全く感じていないように見えます。


ジョコビッチ選手は、連邦裁判所の判断をうけて
「裁判所の判決に非常に失望している。」

などとコメントしたそうですが

この件では、ジョコビッチ選手に本当に失望しました。

 

スポーツ選手としては超一流の人ですが

人としては、何かが欠落しているようです。