今日23日、
公明党の山口那津男代表は北九州市で街頭演説で
「訴えのひとつは『未来応援給付』で、
0歳から高校3年生の年代まで
1人一律10万円を差し上げたい。
合計2兆円くらい必要だが、
去年の予算の黒字である決算剰余金が
4.5兆円あまり残っていて、ここから生み出せる」
などと言っていたようです。
「黒字」って言うのがよくわかりません。
2020年度の日本の補正後の一般会計歳出は
一般会計歳出総額で126.5兆円で
内、公債金で賄っているのが58.2兆円で
予算総額の45.4%に当たります。
つまり、58.2兆円の赤字、と言うことです。
2020年度の補正予算で使い切れずに
2021年度に繰り越された繰越金が
30.8兆円に達しているそうですが
もちろんこの原資も公債です。
決算剰余金となった金額は
使いきれなかった予算と言うだけで
決して黒字なのでありません。
決算剰余金が黒字だという感覚の政党が
政権に携わっているから
国債発行残高がどんどん増えていくのです。
ばらまきの付けを後から払わされる若者たちが
本当に目先の10万円を欲しいと言うのでしょうか?
やはり、皆さん選挙に行きましょう。