3日午前10時半ごろ、
静岡県熱海市の伊豆山地区で発生した土石流で
少なくともおよそ130棟の建物が被害を受け、
これまでに女性2人の死亡が確認されています。
自宅などに取り残された人など
これまでに23人が救助されていますが
安否が不明な人は
依然としておよそ20人いるとみられるということです。
この土石流の原因について、
静岡県は発生地で行われていた
「開発」との因果関係を追求する方針を示しました。
熱海市によると、
土石流は約15年前に宅地造成のため木を伐採し、
谷間に約5.4万立法メートルの土砂で
盛り土された場所から発生したようです。
10年前に別の会社が買い取り、植林されていたようですが
気休めにしかならなかったようです。
盛り土された宅地は全国に普通にあるのですが
基本的に地盤は強くはないようです。
「崖地に盛り土」には要注意です。
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追 記
土石流の発生源の地は、「宅地造成地」ではなく
他所の開発工事で出た残土を捨てた場所だったようです。
一応整地らしきことはやっていたようなのですが
所詮は残土を捨てただけの場所のようですから
それなりの土木工事や
「強化剤」のようなものを使った
形跡もないようで
大雨がしみ込めば滑り下るのは
当然と言えます。
どうやら、今回の土石流は
自然災害というよりは
人災に近いものだったようです。