現地時間20日(日本時間今日21日)
アメリカ・ラスベガスのパークシアターで
WBA世界ミドル級王者・村田諒太(32・帝拳)が
指名挑戦者でWBAミドル級3位ロブ・ブラント(27・米国)との
2度目の防衛戦に臨みました。
村田諒太はフルラウンド戦い抜いた末、
0-3の判定の判定で敗れ、防衛に失敗したようです。
試合は序盤からブラントの手数が目立ち、
中盤では一時、村田諒太がボディーを
決めて盛り返すような場面も見られたようですが
有効打は単発で続かず、決めきれないまま
手数で上回るブラントの前にリズムをつかみ切れず
中盤以降は両目が腫れてふさがりかけるという
これまで村田諒太が見せなかった状態に追い込まれながら
村田諒太は懸命に前に出ようともがいていたようなのですが、
劣勢は挽回できなかったようです。
試合後、村田諒太は
「自分のボクシングの狭さを感じた。
完全に負けたなという感じ。実力不足です。
これだけ大きな舞台を作ってもらって、
次にという気持ちにはなれない。
今後? すぐに答えが出ることはない」
と淡々とした様子で語ったそうです。
村田諒太が勝っていれば、
元3団体ミドル級統一王者の
ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)との
対戦交渉に入ることが確実だったがようなので、
とても楽しみだったのですが
今日の防衛失敗で白紙になってしまいました。
軽量級のチャンピオンが大勢いる日本で
重い階級のチャンピオンがいなくなるのは
とても残念なことです。
年齢的にはかなり厳しいとは思いますが
もう少し村田諒太には頑張ってもらって
楽しませてもらえることを期待します。