今日9日、

内閣府の務台俊介(むたい・しゅんすけ)衆議院議員が
内閣府政務官の職を辞することにしたようです。
 

務台俊介議員は2016年9月1日、

台風10号に伴う豪雨被害の視察で岩手県岩泉町を訪れた際、

沢があふれ冠水している場所を

随行した政府職員に「おんぶ」されて

水たまりを渡ったことを岩手日報などが報じ、

問題となっていました。

 

務台俊介議員は3月8日夜に

都内で開催した自身の政治資金パーティーの中で、

この件を振り返り

「たぶん長靴業界は、だいぶ、儲かったんじゃないか」

と話していたそうです。

 

この発言が批判的に報じられ、

9日午前、国会内で記者の質問に対して

「大いに反省したい」と述べ、

松本純防災担当大臣から注意されたとも

明かしていました。

 

この発言を受けて、菅義偉官房長官は9日の会見で

「極めて不適切な発言だ。

真に反省しているのか疑われかねない」

と強く批判していました。

 

務台俊介議員は長野2区選出の衆議院議員で

東京大学法学部卒業後、旧自治省に入省した

元キャリア官僚です。

 

キャリア官僚としての経歴は立派なようですが

議員としての資質は褒められたものではないようです。

 

言って良い事と言うべきではないことの

区別がつかないようです。

 

今回の発言自体は、

政務官職を辞任するほどの事ではないような気もしますが

自由民主党自体がこれ以上問題を抱えたくないと

言う事なのかもしれません。

 

務台俊介議員は

神奈川大学教授の職を休職中のようですから

どうせなら議員も辞めて

大学教授に戻ったらいいと思います。