「民進党」と「共産党」は、決して「親しい友」にはならない | 若狭勝オフィシャルブログ「法律家(Lawyer)、議員(Legislator)、そのL字路交差点に立って」Powered by Ameba

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この6月下旬、イギリスでは、EUからの離脱を問う国民投票が実施されます。
賛否どちらの投票結果になるのか、合法的な賭けの対象にされており、
そのオッズ(配当率)の予想などが報道されたりしています。

もちろん、私は、政治家ですので、イギリスのEU離脱の帰趨が、
どのように日本あるいは国際情勢に影響するのか考えておりますが、
これとは別の興味深いことにも関心があります。

それは、保守党のキャメロン首相と
労働党のカーン ロンドン市長とが
共闘してEU残留を国民に訴えていることです。

ここで面白いことは、キャメロン首相とカーン市長の二人が、互いに、
「私たちは、多くのことについて意見が異なっているが…」
とか

「我われが親しい友になることは決してないが…」
などと明言した上で、
共にEU残留を訴えている点です。

このように、本来の政治理念や信条が異なることを明言するというのは、
有権者に適正な判定をしてもらうために大切なことだと思います。


来月の参議院選挙に向けて、民進党と共産党は、
いわゆる「民共」共闘を進めております。

各党の戦略に係ることですので、直ちにその当否を言うものではありませんが、
少なくとも、国民・有権者に適正な判断をしてもらう前提として、
イギリスの
キャメロン首相とカーン市長のように、有権者に対し、
それぞれの基本的政策が異なることをもっと明言することが
必要だと思っております。