防災と言うと、今般の熊本地方で起きたような大地震が真っ先に思い浮かびますが、
それ以外にも、我われが備えなければならない災難は数多くあります。
想像にたやすいのは、近時のゲリラ豪雨によって引き起こされる水害でしょうか。
もちろん、人災の側面の強い火災は頻発してますし、山林の多い地方であれば、
山火事にも警戒を怠ることはできないと思います。
また、火山や竜巻のニュースも頻繁に見聞きします。
私の生まれ育った東京では、首都という特殊性から被る被害が想定されます。
「東京防災」は、そうした災厄についても触れています。
![2016.04.20_東京防災_R](https://stat.ameba.jp/user_images/20160420/10/wakasama-saru/36/13/j/o0500037513624628405.jpg?caw=800)
東京は、名実共に我が国の首都になって約150年が経ちますが、
その間に、東京大空襲といった戦災、連続企業爆破事件や
地下鉄サリン事件などのテロの被害に遭っています。
そうした歴史を踏まえ、身近な当たり前の危機・危険として、
「東京防災」は、テロを想定しており、私が普段から訴えている
原発テロの危険性についても、
「攻撃目標が原子力事業所などの場合は
大きな被害が生じるおそれがあります」
と述べております。
そうしたテロからの防災という観点からも、
「東京防災」を読んでみる価値があると思います。