土木・建築やトラックドライバーなどの労働者関係の賀詞交歓会などに
参加させていただく度に思い出だすことは、父母の黙々と働く姿です。
現在、私は弁護士と国会議員を仕事にしておりますが、
今は亡なき私の両親は、法律家でも政治家でもありませんでした。
私の父は、足立区内で零細な町工場を営み、
私の母と共に、毎日、1個わずか数十銭という価格で
本当に根気よく小さな部品の下請加工をしておりました。
零細企業者が、どんな時に喜び、どんな時に悲しみ、そして、
いかなることに苦しむかは、小さい時から近くで見てきました。
そして、汗水流して働く両親の姿が、
今でも目に焼き付いています。
大学に入るまでは法律とは無縁でした。
そうした私は、やがて、法律家となりました。
法律家になった以降、法律(法律の運用)は、
汗水流して働く人が報われるものでなければならない、
と思っておりました。
そして、私は、今、政治家になりました。
その思いは、今も、私の中で脈打っています。