平成23年3月11日。


日本で何が起きているのかまったく知らないで、あっちこっちのお宅を訪問していた



午後6時ごろ、ある利用者さんの更衣介助中だった。



テレビのニュース画面から映画かと思うようなシーンが目に飛び込んできた



空港らしき場所に何かが流れ込んでいる。


あれは、なに?!



顔をテレビに近づけた。
ジッと見た。



仙台空港が津波にのまれ、飛行機がおもちゃのように流されている




「うそ、うそ、うそ~~~~」



これはCG? それとも実際の映像?



何が起きたのか把握するまで時間がかかった。



東日本大震災。



あの日はショックで食事がのどを通らなかった。



あれから1年。



私にできたことは何かと振り返る。



毛布とタオルを送った。


義援金を出した。



ささやかだが、何かひとつでも役に立ちたかった。



毎日ニュースの東日本の変わり果てた様子を見るたび涙が止まらなかった




困っている人を助けてあげたかった。



困っている人に手を差し伸べる。


私が訪問介護の仕事を選んだ理由だ。




今回、ハッキリわかったことは、一切の物はいつか滅びるということだ。



苦労して手に入れた家・財産、そして大切な家族までが大津波によって奪い去られた





3月11日の朝、誰が想像できただろうか。



大地震と大津波がきて、大切なものすべてがなくなると、覚悟して家を出た人があっただろうか。



今日が死ぬ日だと誰が思っただろうか。




多くのものを失って気づいた大切なものとは何なのか。




多くの物を失ったからこそ気づいた本当に大切なもの。




まことに死せんときは、予てたのみおきつる妻子も財宝も、わが身にはひとつも相添うことあるべからず。

されば死出の山路のすえ、三塗の大河をば、唯ひとりこそ行きなんずれ。(蓮如上人)




いよいよこの世の別れとなれば、かねてから、頼りにしていた妻子も財宝も、何ひとつあて力になるものはない。みんな剥ぎ取られて、独りでこの世を去らねばならぬのである。」



高森顕徹『親鸞聖人の花びら 桜の巻』 )




生きているときに、何を成すべきか見極めなくちゃいけない。  












またまた風邪です


どうなってしまったのか・・・・・・・




何かあれば漢方薬と鍼灸(しんきゅう)で治す私。



今回は2月半ばから体調の悪さが続いているので、さすがに病院に来ています



今は内科で呼ばれるのを待ってます



いやぁ~~~~


だるい だるい だるい┐('~`;)┌




ふと 横を見た。



年老いた母親を乗せて、かなり老けている娘さんらしき人が車椅子を押して入ってきた



病病介護という感じだ。


その娘さんの背中は丸くせむしのよう曲がり、左足は怪我をしている。



誰も助けてくれる人がいないのか。



なんだか悲しくなってくる。



先日のニュースでは、孤立死の特集をしていた。



90代の母親と60代の息子がほぼ餓死状態で亡くなっていたそうです



30代の姉と20代の妹が孤立死していたことも報道されていたし






安否確認とかを役所の人が毎日するのも限界があることは解っているつもり。



でも、どうも納得がいかない。


市役所に行っても必ず暇そうにしている人がいる。



仕事中に給湯室で数人が世間話をしていたということを友人から聞いている。




そんな時間があるなら1件でもいいから安否確認に訪問に行かせたらどうなのか・・・・・




そんな人間にも税金で給料が出る。


そんな人間にもボーナスが出るのだ。



どうかしている(`へ´*)ノ





助けを待っている人は何処にでもいる。



何かひとつでも善いことをしてほしいものだ



善いことをすれば、必ず自分にかえってくるんだけどなぁ~~~~












疲れとストレスでダウンしていましたあせるあせる


1週間前の朝。


目が覚めると天井がグルグル回っていた。


すごいめまい波波波


その日の午後からすごいおう吐叫び


久しぶりにトイレの便器をかかえてゲロゲロしました。


いまは、お休みを頂き、ゆっくりしています。


クローン病のダーリンと仲良く並んで養生していますぐぅぐぅ



過剰な疲れからのメニエール症状か、胃炎をおこしたのか・・・・・・・



ハッキリはしてないけれど


本当に健康第一と思わずにおれません。


「あっこれは疲れてる」と気づいたら休まなければいけませんねニコニコ






うちのダーリンは難病のクローン病。

殆ど横になっての生活が続いています。


仕事も食事も腹這い。

クローン病症状のひとつ、痔ろうで臀部に傷ができて座れない。


腸の中は潰瘍で傷だらけだから、普通の人が食べても大丈夫な食物でも


少しの菌で食中毒のようになり腹痛が起こる。



腹痛とおしりの痛みで断末魔のように叫ぶ。


以前のように深夜に叫んで不眠症になるようなことは無くなったが



隣にいてずっと、それを見て聞いているのはキツい(/´△`\)


時として逃げ出したくなる



ひとりだったら良かったと思う。


ダーリンに会わなかったら、こんな苦しい思いはしなくて良かったと思う。


ダーリンがいなかったらいいのにと思う。





私はなんて女だ。

私は悪魔だ。

私はひどい女だ。



運転中にボーッと考えていたら涙がツーッと流れた。





反省と後悔の涙だ



悪いこと考えちゃった。


でもよく思うことなんだ。



完治することを信じて共に支え合っている。



でも本当に治るのかと弱気な考えがよぎる。



この思いが特に強かった夜。



またダーリンが痛みで顔をしかめて唸った。


私は知らないふりをして横を向き眠った。



ごめんねm(。_。)m汗汗汗



翌朝。


目が覚めて驚いた。


私の布団のそばのテーブルの上にプレゼント。



プレゼントのあいだに大きな字で


だいすきラブラブラブラブ

と書いた大きな紙がはさんであった。





流れる涙を止めることができなくなり、隣で眠っていたダーリンに抱きつき。



ごめんねを繰り返した。




今日は私の誕生日だって忘れていた。



ごめんねダーリンm(。_。)m



そして、ありがとう(*^ー^)ノ♪




4月1日から介護報酬や単位数が変わるそうですシラー


1時間できたサービスが45分になったり


30分のサービスが20分になる。


今まで1時間かかったことを15分短縮するとどうなるのか・・・・・・


考えればわかりますよね~~~~~~~叫び



しかも、ヘルパーの報酬は減ります。


私の上司はどこからヘルパーのお給料を捻出すればいいのかと

悩んでいますむかっむかっ


ダウンダウンダウン


確かにこの国の財政は貧乏で


いつか破綻するのでないかと


常に考えます。



だけど、どうしても必要なところを削り


自分たちの私腹を肥やすために出来た借金です。



お上さん。  もうちょっと なんとか 


    してくんないかな~~~~~~~~グーむかっ












ラジオから流れてきた、ちょっといい話に聞き入った 耳


~幼い頃、母に追いつこうと母の後ろから一生懸命走ったけれど、なかなか追いつけなかった。


そして、私は大人になり人の親になり母は年老いた。


今、母は私に追いつけなくなった。


私は後ろを振り向き母を見守るようになりました~ カゼ


聞いていて久しぶりに泣きそうになりました  汗汗


私の頭の中を私が幼い頃に聴いたグレープという歌手が唄っていた歌が走馬灯のように流れてきました音譜





無縁坂

作詩/作曲 さだまさし


母がまだ若い頃 僕の手を引いて

この坂を登る度いつもため息をついた

ため息つけばそれですむ 後ろだけは見ちゃ駄目と

笑ってた 白い手はとても柔らかだった

運がいいとか悪いとか 人は時々口にするけど

そういう事って確かにあると あなたを見ててそう思う

忍ぶ 不忍 無縁坂
噛みしめるような ささやかな僕の母の人生



いつかしら僕よりも 母は小さくなった

知らぬ間に白い手は とても小さくなった

母は全てを暦に刻んで 流してきたんだろう

悲しさや苦しさは きっと有った筈なのに

運がいいとか悪いとか 人は時々口にするけど

巡る暦は季節の中で 漂いながら過ぎて行く

忍ぶ 不忍 無縁坂
噛みしめるような ささやかな僕の母の人生


1975年(昭和50年)
(グレープ『無縁坂』)
   




その頃、私の母は大変苦労をしていて、


私は母を人ごとのように可哀相な人もいるものだと、子供ながらに見ていました。




可哀相な母は不治の病気になり闘病生活で更に苦しい日々を送り



50代でこの世を去りました。




私が幼い頃につないだ時の手より違い小さくなっていました。



人間の一生なんて あっという間です。


どんなに長生きしても、80年、100年、水面に浮かんだ泡のように、パチンと割れて消えてしまう。


若い若いと思っていても年老いて必ず死ぬ。


100%確実な未来です。




娘が嫁と花咲いて

嬶(かかあ)としぼんで

婆と散り行く



と禅宗一休も人の一生を詠んでいます。




臨終に後悔を残さない素晴らしい人生を送りたいものですキラキラ



人生の目的を果たしましょう 合格













クローン病のダーリンと私の最近の状況。



ダーリンはクローン病の合併症といわれる、


肛門周囲膿瘍のためにできた臀部(おしり)の傷の痛みとガスがたまり腹部が張る痛みで叫びます(>_<)



まっ これも好転反応(こうていはんのう)といって、治るまでの過程です



私は、しばらく漢方薬とお灸などをさぼっていたら、手の指の関節リュウマチの痛みが再発。



現代医学の治療はしてはいないけど、甲状腺低下症とリュウマチの値を調べるために、

ひさしぶりに病院で血液検査をしてきました



血液検査結果は今週の木曜日にでます。



私もダーリンも「治らない病気はこの世にない必ず治る」と言ってくださる医師がおられるので


、それを信じて、ただひたすら完治を目指して頑張りますq(^-^q)










ヘルパーはお手伝いなんかじゃなぁ~~~~~い(*`Д´)ノ!!!


ふざけんなぁ~~~~~~!



ハァハァハァ~~~~~(;´д`)

と、取り乱しました。




あぁスッキリしたぁ(=^ェ^=)



まったく
介護保険をなんだと思ってのかね~~~~~((( ̄へ ̄井)



先日、知り合いのオジサンに会った。

奥さんが病気で自立支援が必要になり、身体介護でヘルパーが訪問してたらしい。


奥さんの希望としては、いつまでも台所に立ち家族の為の料理を作りたい。


ヘルパーが支援し調理を共にしていた。


しかし、奥さんの病気が悪化して入院されたのでサービス中止になったのだ。



私の事業所が関わってはいないのだが、私に相談してくる。



介護保険でのサービスは、利用者本人の為にするもの。


なので利用者が病院入院や施設入所になると、サービスは中止になる。



オジサン、私に会うなり、開口一番、


「入院したらヘルパーが来なくて、毎日毎日スーパーのパックの惣菜ばかり食べて嫌になった。助けてくれょ」


「母ちゃん居なくても来てくれるヘルパーはいないのか?」



などとほざくので、

「ヘルパーはお手伝いじゃないょ」


とかる~~~く怒鳴りました(;´д`)



「お手伝いさんを雇ったら?」


と言うとだんまりする。



お手伝いさんを雇うと、1時間約3000円くらいかかる。



ヘルパーが訪問するとサービス料金は1割で済む。



なのでヘルパーをお手伝い代わりにしている人もいるのだ。



どんなにお金が有っても、有る人ほど出したがらない。



少しの支払いで、それ以上の物を欲しがる。



人間の欲にきりはありません(/´△`\)


それを我利我利亡者(ガリガリもうじゃ)と申します。




 「永久に 満ちることなし 欲の山」


富士山


人を幸せにし、自分も幸せになる。




私は、自利利他(じりりた)の精神でいたいと思いますキラキラキラキラキラキラ












謹んで新年のご挨拶を申し上げますm(。_。)m



ずいぶんブログをさぼってしまいましたが(;^_^A



年末年始も忙しく訪問介護にいそしんでましたあせる



でも去年の31日大晦日には、3年ぶりにゆっくり紅白などを観ながら、

年越しそばを食べて、

明けて元旦には、クローン病のダーリンと、ゆっくり出来ましたドキドキラブラブ音譜




一昨年は大晦日の朝から夜まで、元旦も朝から仕事だったので、

なんだか久し振りのお正月を過ごせた気分でした音譜


母がいない私。

親とは縁が浅いダーリン。


その私達に、
母代わりのような方が、
めちゃくちゃ美味しいお雑煮をごちそうしてくださった合格

里帰りしたような癒された気分で

最高の元旦でしたの音譜ラブラブ音譜



さて

1年の計は元旦にありってことで・・・


今年も、変わらず


「和顔愛語」


どんな人にも、

相手の痛みを知り、相手の立場に立ち、


優しい和やかな笑顔と

優しい和やかな言葉で

接するように心がけたいです(*^o^)/\(^-^*)




本年も宜しくお願い申し上げます(^ー゜)ノ








急に寒くなって
体中が緊張でコリコリ、 最近、肩こり・腰痛・膝痛でつらいのっこですショック!ダウン


婆さんかっ!!


精神年齢は18才なんだけどなぁ\(~ロ\)(/ロ~)/




最近の訪問先です。



「あたしはね~~。テレパシーが使えんのよ」



訪問して1ヶ月半が経過した、60代後半、男性、Fさん。



サービス内容は、
栄養バランスを考えた献立、調理、掃除を一緒に行うこと。



初回訪問の時のこと。


えっ!?ここから入るの~~~~??



入口は玄関でなく勝手口である。


ドアを開けてまたビックリ!


家の中は真っ暗。


えっ?なんで電気つけてないのォ~~~~~(´・ω・`)?



そして、またまたビックリ!!


真っ暗な中からFさん出てきた。



えっ!? 修行者!!


伸びたヒゲ、ギョロギョロした大きな目、痩せ細った体だ。


なんかインドかネパールにいそう 目



Fさんの住まいは、生前、奥様が使ってらした仕事場で生活されている。


立派な自宅が別にあるのに。


お子さんもいらっしゃらないので独り暮らし。



家の中を行ったり来たり、ソワソワして落ち着かない。


窓辺に行っては、カーテンの隙間から外を覗く(( ̄_|


その繰り返し。



どうもスパイが家のまわりを探り、借金取りが見張ってるという。


「昨日は白い車、今日は赤い車、この前は黒い車で見張ってる」
と言われる。




なので家にいることがバレないように、電気は点けず、懐中電灯しか使えないのだそうだ。



Fさんが私の耳元に口を近づけてきた。


「実は、あたしね。猫と話ができるのよ」


ムフフフと笑うFさん。



え~~~~っ
猫と話~~~?! にゃー



「Fさん、どうやって話すの(´・ω・`)?」


「あたしはね~。テレパシーが使えんのよ」


え、


エ―――――――(゜.゜)


聞けば、何度も猫に命を救われたとのこと ネコ



「猫がね。Fさんダメ!行っちゃダメ!って言うのよ」

「猫の言うことを聞かずに行ってたら、命をおとしてたのよ」



そこって何処よ――――――(゜Д゜≡゜Д゜)?



命を救ってくれた猫は、キレイな顔したシャムで、FさんいわくFさんのことを好きだった。


他の女性に焼きもちをやくらしい。



Fさんと同じ空間にいると、
私もスパイに見張られ、借金取りに追いかけられ、そのうち
猫と話が出来るようになるかもしれないと、思えてくるから不思議だ。


訪問中、襲われたらどうしよう~~~~~(((((゜゜;)


でも、スパイ、借金取りの姿を見たことないし、それらしい車も停まっていない。





Fさんが元気な頃はかなり羽振りが良かったという。



すごく、すごく、すごーく愛してた奥様は病気で亡くなった。

                                  

それからFさんは、今のような調子になられたそうだ。



つづく