香といって、なじみがあるのが線香でしょう。
お墓参りや仏前に備えるというイメージですね。
では、茶道ではどのような「香」なのでしょうか?
そもそも「香」は、場を清浄にするために行います。
茶席においても清めるために行いますが、
その他、炭を継いだ時に、炭や灰のにおいを消すために
炉や風炉に入れます。
炉には「練香」、風炉には「白檀」などを入れます。
「香」も独立して、「香道」というものがあり、
香を嗅いで、何の香りなのか、当てる手前も存在します。
これも、立派な日本文化であり、
茶道が日本文化の集大成といわれるほんのひとつです。