書と同じく軸になるけれど

 

絵だけが描かれたものや絵と書が書かれた軸がある。

 

 

 

本来、絵の入っている軸は本席に掛けられないといわれる。

 

その時は待合に掛けて、本席のテーマを予想するきっかけになる。

 

軸のほかに、色紙や短冊の形もあるが、そのどれもが

 

軸よりも軽い存在となり、待合や外腰掛などに掛けられる。

 

 

 

また、軸だけでなく、茶碗に描かれている絵柄や

 

棗に施された蒔絵など、釉薬や漆を使って

 

茶席にかかわっている絵も多くある。

 

 

 

場合によっては、亭主や客の着物や帯の柄も

 

季節や意匠を取り入れた絵が描かれていることもある。

 

絵は季節を大切にする茶道にとって

 

茶席の季節や雰囲気を演出する大切なアイテムになっている。