棗(なつめ)というものです。
抹茶をこの中に入れて使います。
 
 
ここから抹茶を茶杓ですくってお茶碗に入れて
抹茶を点てます。
 
 
薄茶器というものの中のひとつの形で
塗りものが多いです。
 
 
素材は様々あり、木をくりぬいたものに
漆を塗ったり、紙を編んだものに漆を塗ったり、
石でできたものもあります。
 
 
大きさとしては手の中に納まるもので、
片手で扱えるものが良いのでのもの7cmくらいの
径のものが多い。
 
 
薄茶器と呼ばれるのは、これを使って
抹茶の薄茶を点てるから。
絵や蒔絵で式の絵などが描かれていたり
いろいろな色の棗が使われています。
 
 
しかし、黒い漆で何も描かれていない棗は
濃茶器として用いることもできます。
 
 
形には長細いものやふたがくぼんでいるものなど
様々あります。
 
 
棗が薄茶器としての代表格ですが、ほかに
形が異なり、呼び名も違うものが多数ありますが
それによって扱いが違ってきますので
それは講座でお伝えします。