ヒトの肺呼吸は、肋骨と横隔膜が動くことによって行われます。
今回のペーパークラフトは、
その肋骨と横隔膜の動きを再現できるようにしたものです。
息を吸う時は、
肋骨が上がって、横隔膜が下がります。
それが、次の写真です。
少し見づらい(分かりづらい)ですが、
横隔膜を下にずらしています。
つまり、肺の部分の空間が広がるわけです。
息を吐く時は、
肋骨が下がって、横隔膜が上がります。
それが、次の写真です。
横隔膜を上げるだけでなく、
肋骨の部分を少し下げる(つぶす)ことができます。
このまま、平らになるまで折りたたむと、ノートに保管できます。
ペットボトルと風船を使って、
肺と横隔膜の関係を示す実験の方が、
気圧の変化などの科学的な仕組みが再現できるので、
生徒の科学的な思考力を育てるためには最適です。
今回、紹介した教材は
あくまでも呼吸の仕組みを確認する際の
補足的なものになります。
形は複雑に見えますが、
作成する部品は2つしかないので
工作は意外に簡単にできます。
その割には、動きがシンプルで面白くないですか?
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