今回紹介する教材は、
海岸段丘ができるまでの変化の過程が
再現できるようにしたものです。
これは、
他の理科の先生との話し合いの中で
相談されたものです。
上の写真は、
海岸が海の波浪によって侵食される前を表しています。
海岸が侵食されると(海岸の三角部分をめくると)、
次の写真のように波食台・海食崖ができます。
そして、
陸地が隆起すると(左のタブを上にスライドさせると)、
次の写真のように海岸段丘ができます。
これが繰り返されると、海岸段丘がもうひとつできます。
逆に、
陸地が沈降して、風化・侵食された陸地が
海水面と同じ高さになると、
海岸が複雑に入り組んだリアス海岸になります。
さらに、
陸地が沈降していくと、
山の頂上部分だけが頭を出した多島海になります。
今回は、
陸地の隆起・沈降で考えましたが、
もちろん
海面の上昇・下降で考えても同じ結果になります。
(相対的な動きの見方の練習になりますね。)
本当は、
立体的な教材にして、
海岸段丘の棚の部分の奥行を再現したかったのですが、
今のところ、工作が複雑になり過ぎて無理でした。
もっと単純な仕組みでできるアイデアが浮かんだら、
再挑戦したいと思います。
↓↓↓ 展開図はこちら ↓↓↓