海岸段丘①

 

今回紹介する教材は、

海岸段丘ができるまでの変化の過程が

再現できるようにしたものです。

 

これは、

他の理科の先生との話し合いの中で

相談されたものです。

 

上の写真は、

海岸が海の波浪によって侵食される前を表しています。

海岸が侵食されると(海岸の三角部分をめくると)、

次の写真のように波食台・海食崖ができます。

 

海岸段丘②侵食

 

そして、

陸地が隆起すると(左のタブを上にスライドさせると)、

次の写真のように海岸段丘ができます。

 

海岸段丘③

 

これが繰り返されると、海岸段丘がもうひとつできます。

 
海岸段丘④

 

逆に、

陸地が沈降して、風化・侵食された陸地が

海水面と同じ高さになると、

海岸が複雑に入り組んだリアス海岸になります。

 

海岸段丘⑤リアス海岸

 

さらに、

陸地が沈降していくと、

山の頂上部分だけが頭を出した多島海になります。

 

海岸段丘⑥多島海

 

今回は、

陸地の隆起・沈降で考えましたが、

もちろん

海面の上昇・下降で考えても同じ結果になります。

(相対的な動きの見方の練習になりますね。)

 

本当は、

立体的な教材にして、

海岸段丘の棚の部分の奥行を再現したかったのですが、

今のところ、工作が複雑になり過ぎて無理でした。

もっと単純な仕組みでできるアイデアが浮かんだら、

再挑戦したいと思います。

 

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海岸段丘