水の電気分解①
【写真①】
 

水を電気分解すると、

極に水素、陽極に酸素が発生します。

そして、その気体の体積の比は、

2:1です。

 

これをノート上で再現してみましょう。

写真①は電気分解する前の状態です。

これに電圧をかけると、

写真②になります。

 

水の電気分解②

【写真②】
 

水分子が2個分解されて、

極に水素分子が2個、

極に酸素分子が1個できました。

さらに電圧をかけると、

写真③になります。

 

水の電気分解③
【写真③】
 

水分子がさらに2個分解されて、

水素分子が4個に

酸素分子が2個になりました。

 

実際に実験する水の電気分解の現象が、

その前後の授業で教わる化学反応式と

対応できない生徒がいます。

 

おそらく式は式だけで考えてしまうのでしょう。

実験は楽しいのに、考察が難しいという生徒は、

もしかすると、

実験と理論の連動がイメージできないのかもしれません。

 

確かに、普通は水を見ただけで、

水素と酸素が結合した水分子が

ウヨウヨと動き回っているとは考えないですよね。

 

でも、今回の教材を通して、

少しでも、そういう感覚が養えると嬉しいです。

 

この教材の部品は2つだけです。

また、カッターを使わずにはさみだけで

切り取れるようにしました。

工作時間は15~20分くらいです。

工作の早い生徒は10分くらいで完成できるので、

残った時間で、同じ班員の手伝いをするとか、

色を塗るとかできます。

 

↓↓↓ 展開図はこちら ↓↓↓

水の電気分解