立体的な右ねじの法則

右ねじの法則は、主に、
「電流のまわりにできる磁界の向き
(アンペールの法則)」や
「コイルを流れる電流の向きと
その中にできる磁界の向き」の
説明をするときに使います。

それ以外にも、
・高気圧や低気圧の気流と風の向き
・地球(太陽・惑星)の自転や公転の向き
・ガスバーナーの調節ねじの回す向き
などにも利用する先生も多いみたいです。

最近の中学生は、
ねじやドライバーを使った経験が
ほとんどないようで、
ねじの回す向きと、
ねじの進む向きの関係が
ピンと来ないようです。

授業では、
・ペットボトルのふた
・スティックのりのねじ
などを例にして話します。

ところが、
・下向きのねじを上向きに
 したときの回る向き
・右まわり(時計まわり)を
 裏から見たときの回る向き
などの感覚がなかなか理解して
もらえません。

そこで開発したのが、
右ねじの法則の立体模型です。

大きなポイントは、
直線の矢印を3本つなげたところです。
これによって、写真のように折り曲げると、
いろいろな向きでの回る向きの関係が
比較できます。

また
「電流が直線に流れるときの磁界の向き」から
「電流がコイルで回るときの磁界の向き」への
関係が自然に理解できます。

もちろん、今まで開発した他の教材と同じで、
平らにたためるので、
ノートに貼って保管できます。