抗がん剤、血管外漏出③ | 寄り道ダイアリー

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さて、検索して分かったことは、抗がん剤の血管外漏出については情報がほとんどない、ということです。

いえ、あるにはあったのですが、私が求める、

「漏出後にどのような治療をするのか?」

「どういう経過をたどって、治るのか?」

「あるいは治らないのか?」

「同様の例はあるか?」

というものとは違いました。

 

私の貧弱な予備知識は「壊死する」でしたので、血管外漏出を確信したときはかなり焦りました。

本来なら、もっと早く危惧すべきでした。

 

まず、血管外漏出(以下、 extravasation=EVとします)とはどういうものか?

 

『静脈注射・輸液が、カテーテル(末梢に入っているチューブ)の先端の移動などによって、血管外の周辺組織に漏れたときに、組織の炎症や壊死をもたらすもので、静脈炎とは異なります。抗がん剤の場合、血管外漏出直後は、他の薬剤と同様に無症状あるいは、軽い発赤・腫れ・痛みの皮膚症状が出現しますが、数時間〜数日後にその症状が増悪し、水泡→潰瘍→壊死形成へと移行していきます。さらに重症化すると瘢痕(はんこん)が残ったりケロイド化してしまい、漏出部位によっては運動制限をきたして外科的処置(手術)が必要になることもあります。そのため、血管外漏出を起こさないような予防と、血管外漏出時の迅速で適切な処置が重要となってきます。 』

(がん情報サービス・「血管外漏出」より)

 

 

ね?怖いでしょう?