この間、仕事から退勤する時のお話です。


職場に、中学生が2人訪ねてきました。


どうしたの?ときくと『網がありませんか?』と

近くの川の排水パイプに子猫ちゃんがいて、泣いているとのこと。

探しても職場に網はなくて、

私は、子どもたちと一緒に現場を見に行ったんだけど、今の持ち物ではどうすることもできない状況だった。


ごめんね、ここには網はないんだ、と

中学生に言って、

子どもたちの保育園のお迎えがあったから、車を走らせた。


車を走らせながら、ずーつとモヤモヤしてたんですね。

そして、道の途中なんだけど、

急に車の後ろに、子供の虫取り網があることを思い出した!


私ね、正直、猫を助けたいって気持ちはそこまでなかったんです。


でも、何かこのまま帰ることに、モヤモヤの気持ちが残ってて。

別に猫をそこまで助けたいって思ってないのに、なんでモヤモヤしているの?

って自分に聞いたときに、


中学生には、猫を助けたいって思いがある

そのために、どうしようって考えて、わざわざ近くの私の職場まで、網を探しにきたこと。

SOSを発したこと。


それに対して、周りの大人が出来るだけのことはしてあげたい!!って思いが自分の中にある

のがわかったんです


でもね、悩んだんです。

この虫取り網、壊れて何回目かのものでホームセンターでわざわざ買いにいった結構いいもの。

息子も愛用してる⇨とはいっても800円くらい。笑


けちかな


それをあげるの?

わざわざ

捕まるかどうかもわからない猫のために?

中学生のために?


戻る?

あぁ、ちょっと面倒くさい。


って、正直、損得勘定まで考えた。。


でも、自分の本当の心はそうしたい。気がして


それが、わかったから、車を引き返して、

中学生に虫取り網を渡しに行った。


そしたら、中学生たちは、なんだか安心した感じで、網を受け取るとすぐにでも助けようとしていた。


私の心もなんかわからないけど、晴れ晴れスッキリしたんです。


その後日なんですが、

中学生が網を職場に返しにきてくれて、

猫も無事に捕獲された。という話を他の職員からきいて。


単純に良かったな☺️と。

わからないけど、あの中学生の2人の顔を思い出して

じわっと嬉しくなりました。


『面倒臭い』って感じることって、一見自分がやりたくないように感じる。

でも、もしかすると

面倒くさいと感じる中にも

自分のこうしたい、こうでありたいっていう『想い』ってあるんだなって、感じる出来事でした。


最後までお読みいただき、ありがとうございますニコニコ