「百人一首」で、
どんなテーマが語られているか…について
まとめてみますと
86番以降の歌が
ほぼ、【安徳天皇の話題】となっていました。
「百人一首」を作った👆藤原定家自身の歌👆も
安徳天皇のことを詠んだものが選ばれています。
【定家が「百人一首」で伝えたかったこと】の
ひとつが【安徳天皇の崩御】だと思われます。
安徳天皇は
源平合戦に巻き込まれて
満6歳4ヶ月で
「三種の神器」とともに
海に身を投げ、
崩御された天皇です。
(後鳥羽天皇は、
天皇の象徴である「三種の神器」が揃わないまま
皇位継承することとなります。)
安徳天皇の死を悼む歌は
『新古今和歌集』にも数多く収録されていて、
当時、
日本全体が安徳天皇の
悲しい運命に想いを馳せ、
涙したことが分かります。