『古今和歌集』の69〜73番は、
「春に亡くなった誰かのこと」が続けて掲載されています。
「人の死」について語られていますね。
続いて、
74〜77番は、「僧正遍昭が亡くなったこと」についての歌が
連続で綴られています。
このように、
『古今和歌集』を順番に「和歌コード」で見ていくと、
ちゃんと筋道立てられたストーリーになっていることが分かるのです。
リプログしたこの歌☝️からは、
僧正遍昭がどんな亡くなり方をしたのかまで分かります。
息子である素性法師が
【風邪のような症状が長引いて、亡くなった】と言っています。
歌の中の
「風」は、
この場合、病気の「風邪」のことを指しています。
多くの人々に親しまれていた高僧、僧正遍昭は、
890年1月19日(春)に亡くなっています。
享年75でした。