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みなさんこんにちは!
ドイツ在住20年目ピアノ弾きのラインスハーゲン わかなです。
お忙しい中読みにきてくださって
ありがとうございます💕
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昨日のベートーヴェンの話に引き続き、
今日もベートーヴェンのお話をしたいと思います。
「ベートーヴェン。本当の名前は・・・」
有名な「エリーゼのために」
実は、「エリーゼ」ではなく「テレーゼ」のために、だったのではと言われています。
ベートーヴェンは生涯独身だったのですが、好きになった女性は少なからずいたんですね。
『不滅の恋人』という映画をご存知ですか?
そこでものすごーくロマンチックな恋文(時代的に「ラブレター」より「恋文」の方がしっくりくるかな、と思って)
を書いているんです。
しかし、その恋文が誰に宛てたものなのか、今もまだはっきり解明されてません。
なので、なおさらミステリアス。
ベートーヴェンがそれほどまでに恋い焦がれた女性は誰だったのか。
そしてどうして結婚まで行き着くことができなかったのか。
そんなことから、ベートーヴェンと恋人関係にあった、
または恋人関係になりそうだった数人の女性の名前が、
研究者の中ではピックアップされている訳です。
でも、冷静に考えると、ベートーヴェン本人は当初、
自分の恋文や手紙がこうして世の中に知られていくなんて想像もしていなかったと思うんですよね。
想像していたかな・・・?
どっちみち、見ず知らずの他人に自分の日記や恋文を見られる有名人は、大変です😅
そこで、先ほどの「エリーゼのために」に戻るのですが、
ベートーヴェンが恋した女性たちの中に「エリーゼ」さんは入っていないのです。
「エリーゼ」って一体どこの誰ぞや。
研究者たちが、日々研究に研究を重ねた結果、
どうやらこれは「テレーゼ」に違いない、という一つの仮説に行き着きました。
ベートーヴェンの字って、あまり綺麗じゃなかったそうです。
解読不可能な文字もしばしば。
そこで、この楽譜を発見した人が
「なんて書いてあるんだろう。~のために、かな。
誰のため?って書いてあるんだ?
ぜ、ゼ、ーゼ??
エリーゼ、かな。
うーむ。違うような気もするけど・・・
他に読めないし、エリーゼだな。うん、エリーゼだ、そうしよう。」
(私の勝手な想像です。)
って解読したかもしれません。
残念ながら自筆譜が既に失われているため、
確認できないのが現況です😢
それでもですよ。
エリーゼ=Elise
テレーゼ=Therese
と書くのですが、どこをどう読み間違えたら、
Therese → Elise
になるのでしょうか・・・。
末尾の「se」しかあってないし。
好きな人に捧げる曲だったら、もっと丁寧に名前を書いたらいいのに😤
と思うのは私だけでしょうか・・・。
「テレーゼ」は当時18歳。
ベートーヴェンはピアノを教えていたようです。
そしてこの時のベートーヴェンは39歳。
年の差恋愛ですね♪
でもその恋愛は成就しませんでした😢
ベートーヴェンはテレーゼにプロポーズしたそうなのですが、断られてしまっています。
残念。
ちなみに、近年(といっても2010年だから、10年前)
ドイツの音楽学者クラウス・マルティン・コーピッツという方によって、
「この曲はソプラノ歌手エリザベート・レッケルに捧げたものに違いない」という仮説が発表されています。
エリザベート Elisabeth のあだ名に
エリーゼ Elise はありうるからです。
でも、私的には、この曲は恋する相手に捧げる曲であって欲しいと思っているのです。
その理由は明日お話ししますね。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました💕
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