新型コロナウィルスに対する対策と養生法
当院では手洗い・消毒・マスク着用や移動時の感染防止・患者様以外の方との接触を極力減らしております。また毎日体調を確認しております。今回は東洋医学的にみた感染症対策をお伝えさせていただだきます。東洋医学的には「気」と呼ばれているエネルギー源を、量を多く＋流れを良くしておく事が大事だとされています。それが今で言う免疫力を上げ、外からの侵入物に侵入されにくい身体を作ります。中医学（伝統的な中国医学）の解釈では、今流行している新型コロナウィルスは「寒湿疫」によるもの、と捉え発表されています。つまり感染するウィルスの中医学的な解釈は「寒・湿」であると言うことです。「寒」、はそのままですが、「湿」（湿気）は私たちの身体の中にもあり、食べる量や飲酒量が多い方や胃腸が弱い方などが特にたまりやすく、湿が体内にあると代謝がうまくいかず余分な飲食物が余計たまりやすくなる、と言った物です。そのために、暴飲暴食・睡眠不足・疲れすぎないようにするなど規則正しい生活に加え、「寒」と「湿」（湿気）が原因であることから、①身体を冷やさないようにすること②食べる量は控え目にして、脂っぽい物や飲酒量を減らしあっさりとした物を食べることが大事になります。そして水分も過剰に摂取しすぎないようお気をつけください。最近は「出掛けるのが不安」「いつも通っている治療院が会社のそばのため遠い」「コロナ鬱になってきたようで気が滅入る」等のご理由から出張治療のご依頼があります。終息がいつになるか先がみえない状況ですが、過度な不安は先ほどお伝えした「気」の流れが悪くなり巡りが低下します。そうなると免疫が低下し病気に罹りやすくなってしまいます。ご自身で出来る限りの感染予防をされた上で、適度な運動や散歩、そしてリラックスできる時間をもつなどされて下さい。
