繰り返し読み返す小説の中のひとつに、
谷崎純一郎氏の「細雪」があります。
言わずもがなですが、日本語の美しさに
とっぷりと浸ることができます。
人物たちの細やかな心の動きも。
先日実家に帰っていたとき、
偶然映画版をやっているのを見ました。
こちらを見るのは2回目かな。
市川昆監督の、1983年版です。
初めて見た時とエンディングが違ったように思うのですが、
思い違いなのか、編集の違うver.を見たのか・・・。
どちらにしても、映像美にはうっとりしました。
まず、4姉妹の美しいこと・・・。
まばゆく豪華絢爛な美です。
前回見たときは10代だったので
女優たちの美しさにそこまで驚嘆しなかったのですが、
今見返すとその時とは全く違った美が新たに見えてきました。
歳を重ねてなお輝きを増している上2人の
岸恵子さん・佐久間良子さん。
常に美女だと謳われている、吉永小百合さん。
そしてちいさい頃はあまりその美に気付けなかったのですが、
今回とにかく目を惹いたのが、古手川祐子さん。
末っ子のいとさんらしい、わがままで気が強く、
品のある様が大変はまられています。
内側からの若さがあふれて、きらきらまばゆいばかり。
最近娘さんを「アウト・デラックス」で見かけたのですが、
彼女はオタクで素敵でした☆
(栗原類くんととてもお似合いでした!)
どこまでも美しい作品。
また、何度でも読み返したいです。