二十四節気参りと称して、毎月二回、鎮守神社に参拝しています。
本当は産土神社に行きたいのですが、なかなかそれと行けないので鎮守様から産土様に向けてご挨拶しています。

今日はその二十四節気の「雨水」。
毎月二回は鎮守様にお参りしようと決めてそれを初めて実行したのが「雨水」の日でした。
ずっと一人でぶらぶらと散歩しながら片道20分くらいの道のりを行っていたのですが、去年犬を迎えてからここ最近はずっと弥勒と参拝しています。

まずは本殿にご挨拶し、その後、稲荷神社に拝します。
この神社、私はどちらかというとこの摂社である稲荷神社のほうに惹かれているので、大抵、ここに時間をかけます。
今日も本殿から稲荷神社の倉稲魂神にご挨拶し、その場でまったりしていると、それまで地面を嗅ぎ回っていた弥勒がふいに耳をピンとたて、ある一箇所を凝視したまま固まり、つぶやくように「わうっ・・わうっ」と吠えるでもない声を出しました。そしてまた少し場所を変えてはある場所に惹きつけられるように振り向き、また、声を出すを繰り返すのです。怯えている様子はないのですが、なんだかとてもきになる様子。
その後ずっとそれを繰り返し、神社から去るときも後ろを何度も何度も振り返っていました。
なにかいたんでしょうかね。


犬を飼うようになって知らない人と会話することが増えました。
犬というハブの効果は大きいけど、人って案外簡単につながることができるものなんだなというのを犬を飼うことで実感として感じています。
人付き合いが希薄な時代とか、無関心とかそういう時代に生きていて、自分もそれが普通の感覚です。
むやみに話しかけられても戸惑うし、むやみに話しかけたりしないし。
でも犬というものを通すと普段の警戒心がまったくでないというのもまた自分の中に起きる現象として面白いです。
今日なんて今日初めて出会った方の家にお邪魔しちゃいました。
と書くときっと驚かれるでしょうね。自分でもありえないことですから。
家といっても室内ではなく、お庭にお邪魔したんですが。
神社に向かって歩いていて、あと少しで神社というところで年配の女性と出会いました。
彼女は綺麗なパピヨンを散歩させていて、「おはようございます」と挨拶を交わすと自然にそこで会話が始まりました。ここまではありえることで、挨拶だけですれ違う人もいれば、こうやって気さくに話しかけてくれる人も多いです。その方の家は近所で庭をドッグランできるようにしてあるとのこと。
「これからいらっしゃいよ」と言われて「私みたいな他人が行っていいのか?」と思ったけど、お言葉にあまえることに。
その方の家のお庭で弥勒を放してこちらは立ち話。30分くらいお邪魔してたでしょうか、あまり長居しても申し訳ないので、お礼を言っておいとましてきましたが、弥勒は走り回れて大満足、私も温かさとすがすがしさを感じながら帰宅することができました。
こういう出会いっていいな。これも弥勒がそばにいてくれるから。
またお会いできたらいいなと思いながら、今日のご縁に感謝。