弥勒にドッグトレーナーをつけて一ヶ月経ちました。
今回一番短い4回コースでお願いしたのでこれで今回分は終わりです。
ここからはしばらく様子みながらまた問題があるようならお願いする形にする予定です。

弥勒が我が家の家族になって早5ヶ月。家族の誰もが犬を飼った経験がなく、本当に手探りの日々でした。
まだ3ヶ月の弥勒を迎えたときは、それでも「なんとかなる」と思っていたと思います。
犬は初めてだけど、子育てもしてきたし、小鳥はずっと飼ってる。もちろんそれらと犬がまったく同じでいいとは思っていませんでしたが、ちゃんと躾よう、だから大丈夫って思っていたところはありました。
わからないなりにネットや本から様々な「やりかた」を見聞きし、学びながら向き合ってきたつもりでしたが、まもなくこちらの思いとは裏腹な行動が目につくようになってきました。
お散歩は引っ張られっばなし、道路には飛び出そうとする、子供や自転車を追いかけようとしてしまう。
その度に「リードを引く」という本等のアドバイスを思い出しては引っ張ってみるものの、ただの引っ張り合いになるばかりで効果なし。素人なので「リードを引く」の言葉の裏にどういった行動をとればいいのか理解できないまま、ただただ文章通りの行動をしては失敗。
それでもまだ小さいうちはよかった。でも一ヶ月も過ぎるころになってくるとだんだんと体も大きくなり、力も強くなってきて、どうかするとよろけそうになることもしばしば。一度などは自分がなにかをまたごうとして片足あげているときにあらぬ方向に引っ張られて転倒、スネに大きな痣を作って悶絶したことも。
そのころから自分の中に危機感が芽生えはじめてきました。思っていたより手ごわい・・と(笑)
問題はそれだけでなく、飼い主だろうがなんだろうが自分の要求があるとワンワン吠え、叱っても諦めない。わがままを通すためなら日に何度も吠えてくる。吠えに対してもいろいろな「対処法」を実践するもこちらも効果がでず、さすがにだんだん自信がなくなってきました。
これは私の手には負えない、なんとかしなければ家族もイライラするし、外にでれば他人に迷惑かけてしまいます。そこで躾教室を探すことにしました。

それでも去勢手術すると落ち着く子が多いというのも聞いていたので、躾教室はリサーチしたのみで、まずはその変化に賭けてみることにしました。
でも結果は全く変化なし。相変わらず元気でわがままに成長している。そして力はますます強くなって・・。本腰いれて躾教室を探しているとき、ドッグトレーナーの存在を知りました。
実は躾教室にちょっと二の足踏んでいたのは、そこまで通わなければいけないということでした。
私は車を持っていないのでトレーニング受けるためにはそこまで行かなければなりません。
でも現状、普段弥勒との散歩での格闘を思うととてもじゃないけど長距離歩く自信がない。
ドッグトレーナーさんはその点、自宅まできてくれます。値段は躾教室より少しだけ割高ではあるけど、なにより今の家族の現状や、家庭環境なども見てもらったほうがいいかもしれないと思い、お願いすることにしました。

どれほどの変化があるかもわからないので、最短コースをえらび、本当に困っているリーダーウォークと吠えについて力を貸していただくことにしました。
第一回目はリーダーウォークをやりましたが、今までなんだったのだ??と思うくらいの変わりようでした。もちろん完璧というわけではないけど、こちらがハラハラとストレス感じながら歩くことがピタっとなくなりました。旦那も私も驚きです。その後の回では吠えとリーダーウォークの仕上げで4回が終わりましたが、あれだけうるさかった吠えもなくなり、電柱へのマーキングの回数もほぼなくなり、自転車や他人を追いかけて行こうとする行動もほぼ完璧になりました。
相変わらず散歩中にくんくんと地面を嗅いでみたり、道に落ちているものを咥えたりしてしまうことは今もあるのですが、以前は意地でもやめなかったこれらの行為も「だめ」というと咥えたものを離すことができるようになりました。

4回のドッグトレーニングを受けて感じたことは「ドッグトレーニング」と言葉ではそうだけど、実際は
飼い主のトレーニングが一番の課題なのだということでした。
きちんとした対応をすれば犬はとても賢いです。飼い主の未熟さが犬を怠けさせ、「バカ犬」に仕上げてしまうんですね。つまりバカ犬の飼い主はバカということになります。言葉は悪いですけどね。
行儀のなってない子供を見ると「親の顔がみてみたい」と思いますが、それと同じです。躾は飼い主の責任であるということを改めて感じさせられました。

犬を連れて散歩するようになって気づいたことは、今まで私一人なら知らない他人とすれ違うとき、当たり前ですがお互い無表情のまますれ違っていました。
でも犬を連れていると話しかけてくれたり、弥勒に笑顔を向けてくれる人が多いんです。
弥勒が特別かわいいという意味ではなく、犬とか動物って人を笑顔にさせてくれるんだなと。
そうであるなら尚更、かわいがられる子であってほしい。そのためにもきちんとした躾はとても大切ですね。

弥勒を迎えたおかげで、いろいろな出会い、学びが現在も進行中です。