私の洋楽の入り口はKISSでした。
小学4年くらいのとき、従兄の部屋で彼が好きだったKISSのアルバムを聴いて衝撃を受けたのがきっかけでした。当時の私はまだ9歳かそこらだったから、学校で教わる以外の歌なんて知ることもなく、我が家はどちらかというとクラシックが流れているような家だったので、とても新鮮な出来事だったのを思い出します。そこから本当に様々な音楽を聴いていきましたが、KISSだけは神の位置にいて、いつか観たいバンドの一つでした。

その願いが叶ったのは10年後くらいかな、社会に出て二年目くらいのときに彼らが来日すると知り、チケットをとって仕事帰りに横浜文化体育館まで行きました。当時の彼らは化粧をはずしており、ドラマーがまだエリックカー存命の頃でした。ギターはブルースキューリックだったかな、忘れちゃった。念願叶って、翌日も仕事だというのに興奮して一晩眠れなかったのを思い出します。

二度目はそこからまた10年後くらいでしょうか、この時は妹と東京ドームに行きました。気合い入れていくぜとばかりに、妹は銀髪のロングヘア・・今でいえばガガみたいなカッコしてたな。私はアクセルローズのような金髪にしていくことに。変装ばっちり気分はロックンロールで自宅近くのバス停でバス待ってたら、背後から「ママー、いってらっしゃーい」って学校帰りの息子に声かけられて。どんな姿してても親はわかるのか・・とママ心感動。
あまりの派手な変装ぶりにドームで開場待ちしてたら「写真とらせてください」なんて声かけられたりしました。バンドはメイクをしての来日で、エースが戻り、ドラムがエリックシンガーに。いいライブだったんだけど、ライブの途中からなにやら体調がおかしくなって、唐突な寒気に襲われ、アンコールを待てずに帰宅の途についてしまいました。その後風邪で数日寝込むことに。

それからまた10年あまり。
でも東京公演はなんか気乗りがせず、今回はいいや・・と思っていました。
彼らももう60代ですから、もしかしたらというか、いつが最後の来日になるかわからないというところではあるので、気になるといえば気になっていました。でも、ここ最近の「次はないかもしれない」ノリでいくつか精力的にいろんなコンサートに行ってしまい、金策がたたなかったので必然的に諦めるしかなかったというのが本当のところなのだけど。
今回のドーム公演はKISSオンリーではないので、かなりチケットが売れ残っているらしいです。
そうだろうね、聴く側のニーズにあってないもの。
KISSをまだ見たことがない息子は行こうかなと言ってたけど、私はそんなわけで行く予定がない。そしたら息子、「ママさんの誕生日が今月だからチケットプレゼントするよ」と・・。



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というわけで急遽、本日ドームを襲撃してまいります。