先日、とうとう「免許返納」をしてきました。
もう26年運転していません。
今更運転はどう考えてもできないし、怖すぎてしようとも思わない(笑)
有難いことに、車がなくても私の普段の生活にはほぼ困らないので、
免許の更新が無意味に思えてきて、終わりにしようと思ったのです。
でも期限切れて終わるよりは、
ちゃんと終わらせたい。←返納が「ちゃんと」なのかわかりませんが(笑)
それに、
よく聞く「運転経歴証明書」がもしもらえるなら、
どんな物なのか見てみたいし、
運転していた証として記念に持っておきたい。
身分証代わりになることもあるようだし。。
ただ、高齢者の免許返納はわかるけれど、
その1歩手前の年代で返納できるのか？
運転経歴証明書を私も申請できるのか？
そんな疑問があり、警察署のHPで調べたり、
運転免許試験場に問い合わせたりしました。
ググってみたところ、
警察署でも自主返納&証明書申請はできるけれど、
写真を持参しなければいけないし、
後日郵送での受け取りになるらしい。
運転免許試験場だと写真はその場で撮ってくれるようだし、即日発行なので、手っ取り早い。
ということで、運転免許試験場へ行ってきました
何年ぶりだろう、と試験場へ向かうバスの中で、
若い頃来た時のことを思い出しました。
ここしばらくは、別の場所にあるゴールド免許センターで更新手続きをしていたので、
試験場に来るのは20年ぶりくらいではないかと思います。違うかな。
到着してどこに行けばよいかわからず、
案内板で「免許返納」の文字をひたすら探します。
やっと見つけた窓口へ行き、返納&証明書発行をお願いすると、
経歴証明書について、わりと圧強めに次のことを言われました。
・若い人（高齢者ではなく）の経歴証明書の発行はあまり意味が無い。
・有効期限がないので身分証としてはほとんど使えない。
「大丈夫です。記念に欲しいので。」
と言って、発行を申請しました。
変なおばさんモードになってたかな
事前に調べる中で、高齢者が自主返納すると、
タクシー券の交付や何らかの割引などお得なことがあるようでした。
私の住んでいる自治体でもありましたが、
やはり「70歳以上」と条件が。
そこまで待つか？と一瞬よぎりましたが、
生きてるかどうかもわからないので（笑）、別にいいや、と。
手数料として1,100円分の証紙を別の窓口で購入し、
書類を書いて提出。
近くで待っていると、
免許停止になった方が同じ窓口で説明を受けていました。
結構厳しい内容の説明をテキパキと話される担当の方。
そう、ここは行政処分と自主返納の窓口だったのです。
どうりで担当の方、皆さん結構言い方が強めなんだと納得（笑）
30分も待たないうちに係の方が来られ、
写真撮影の場所へ案内されました。
2回撮影され、その場ですぐにできたてホヤホヤの「運転経歴証明書」（免許証と同じ形。赤字で「自動車等の運転はできません」と記載あり。）と、「申請による運転免許の取消通知書」を受け取りました。そして、その日まで持っていた運転免許証（1箇所穴が開けられていた）も記念にと渡され、終了。
しかし、
受け取った運転経歴証明書の写真を見て
激しく動揺。
人生にくたびれた老婆が写っておりました
え？こんなに私老けてしまっていたのか？
5年前に撮った免許証の写真と比べてみました。
・髪のボリュームがかなり減っている
・目が小さくなっている
・幸薄そうな顔になっている
・目に生気がない
怖い
試験場の写真は大体おかしなことになりますが、
それにしてもだ。
こんな顔で人と会っていたのか？？？
この間ランチした友達、
いつも会ってくれる友達、
週一でお手伝いに行って会っている親戚、
みんなみんな、ごめんなさい
ほんま酷すぎやわ〜
と、朝の連ドラ「ブギウギ」のスズ子のようなノリで言いたくなるくらい、
酷い顔でした
ま、しゃーない。
現実はこうなんだ。
許してもらおう。
帰りのバスの中で、
遺影を早めに撮っておきたい衝動にかられて、仕方ありませんでした。
それか、もしもの時は遺影なしでお願いしたいくらいです
昔友達と、遺影はSNOWで撮った加工済の写真にして欲しいよね、と話していたことも思い出しました。
一応そろそろ毎年何かしら準備をしておきたいです。
最近の写真が、この「運転経歴証明書」の写真だからと使われては辛すぎる
写真の動揺がおさまってから、
昔、自動車学校に通っていた頃のことを懐かしく振り返りました。
当時は大阪に住んでいて、
昼間公務員をして、夜、大学に通っていたので、
土日をフル活用&有休を取りながら通った自動車学校。
とにかく忙しい毎日だったので、一つ一つが必死でした。
特に運動神経がなく、不器用な私にとっては、
技能試験がドキドキで。
何とか免許が取れても大阪では乗る機会がなかったのですが、
今住んでいる地方に引っ越してからはすぐに通勤に必要になり、
子どもが1歳半くらいまでは運転して保育園に連れて行ったりしていました。
私にとって車は、「動く一人カラオケBOX」で、
運転しながら当時ハマっていたミュージカルの曲をよく歌っていました（笑）
それに、普段の性格とは違って（←自分で言う）運転が荒い方で、
夫の母に注意されたこともありました
その後子どもの体調不良が続き仕事を辞め、
車の維持費を節約する為に私の車を廃車して、
運転も終了したのでした。
もう履歴書に運転免許は書けないなぁと思ったけれど、
そもそも書いても運転できなかったし、
今後履歴書を書くこともないでしょう
なんのメリットもない自主返納でしたが（笑）、
普段行かない場所へちょっと遠出して思い出にふけったり、自分の顔にびっくりしたりして、
楽しい一日でした
「ブギウギ」繋がりで･･･
この方の歌声が美しくて明るくて凄く好き
陸上自衛隊中央音楽隊（ソプラノ：鶫 真衣 指揮：志賀 亨）/「東京ブギウギ」
（動画はお借りしました）