東日本大震災発生1年後の戦い-3.11を福島県石川町と相馬市でを迎える
(2012・3・11)

若松かねしげです。

3月11日早朝、私の生まれ故郷の石川町で、、「友好のさくら記念植樹祭」が開催されました。

植樹祭には、ピーク時400人超の広野町被災者を受け入れた石川町民、および、現在も避難生活を続ける広野町民が一堂に会しました。

この事業は、4年前、私の紹介で開始したさくら植樹事業の一環です。
この日は200本のさくらの木(累計700本)を植樹しました。

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私は、10年前から同町にさくらの無償提供をした「(財)日本さくらの会」の監事に就任しており、会を代表してあいさつする機会を頂きました。


その後、参加者と共に、避難所となっていた総合体育館の近辺で植樹を行いました。

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前日、降雪がありましたが、この日は天気が良く、3.11を新たな節目にするさくら植樹となりました。


植樹祭後は、通常は車で1時間半で行ける相馬市へ。
原発避難区域を避けるルートのため、3時間を走り「第1回相馬市水産加工復光フォーラム」会場に到着しました。

このフォーラムは3部構成となっており、
会場には数百人の相馬市民および市外からの応援団が参加しいっぱいとなっていました。

第1部の「被災地支援コンサート」では、新日本フィルハーモニーによるコンサートが披露されました♪
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被災地では意外に文化芸術等のソフト事業が少なく、参加者は久しぶりのハイレベルの音楽鑑賞を堪能していました。


第2部は、「相馬の現状報告と水産業の未来を考える」と題して、東大教授の講演がありました。

講演最中に午後2時46分となり、講演を中断して、厳かに1分間の黙とうを行いました。
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被災地での緊迫した状況の中での黙とうの間、、
あらためて哀悼と早期復興への決意の祈りを捧げました。



第3部は、「相馬水産加工復光フォーラム」と題して、松前町長、小田原市長等、7人の自治体代表によるパネラーの話と、絶妙のユーモアでコーディネーターを務めた小説家の石川好氏のリードで、相馬水産加工業の再開への示唆溢れるアイデアが多数出てきました。

この日のディスカッションは、相馬市民の復興へのやる気を引き出した素晴らしいフォーラムになったと確信しました。

私も、相馬市長にさくらの植樹事業を提案したところ、大変関心を持たれた様子でした。

引き続き、被災者に寄り添う姿勢で、早期の福島復興の戦いを進めて参ります。