若松かねしげです

4月5日は、竹谷とし子参議院議員(公認会計士)、いわき市選出公明党県議および市議と合流しました。

最初に、いわき市内の経済復興に際しての課題を探るため、いわき市商工会議所を訪問。

いわき市は、東北最大の工業製品出荷額を誇る生産拠点です。
しかし、原発風評被害により、いわき市発工業品の受入拒否が起きているとのこと。
これを早急に解決するため、農産品だけでなく、工業用品にも放射能のスクリーニング制度を導入し、いわき産工業品の安全宣言をしたいとの要望がありました。

また、多くの市役所職員が避難者(現在3千人強)の対応に関わっており、商工機能が働いていないという問題には、商工会議所が機能を引き受け、融資のワンストップサービスができるよう、同行した市議会議員に協力を要請。


その後、地元信用金庫を訪問しました。
同金庫の貸付額は約1千億円、自己資本比率は8%と健全ですが、、金額にすると60億円以下になります。

仮定の話として、、、
今回の震災で上記融資額の1割が不良債権となった場合にどうなるのか?
このような問題意識を共有し、かつてない「原発風評被害リスク」にどう対応するかが議論の焦点となりました。

以前、RTCと呼ばれる債権回収機構ができましたが、地域経済と金融機能を守るため、「いわき市復興金融リスク委員会(仮称)」を創設し、その本部は都内ではなく、いわき市内に設けること。
そして金融庁、県・市職員、商工会議所、地域金融機関が一堂に解決策を協議し、同時にリスクを分担しあう制度を構築すべきであると提案しました。

竹谷とし子参議院議員は、私と同じ監査法人に勤めた後輩です。
同じ公認会計士としての目線で、今回のいわき経済復興に全力で取り組むことを約束しあいました。