若松かねしげです。

4月4日、5日の二日間、7回目となる東北入り。
今回は、福島県内の原発風評被害と闘う、多くの関係者の声を聞きました。

最初に、公明党福島県議会議員および井上義久幹事長と合流し、IAEAによる避難勧告で世界的に有名になった飯舘村を訪れ、村長の要望を伺いました。

原発から30キロ圏外の飯舘村は、NHKニュースにより、「IAEAが実施した同村の土壌から基準値を超える放射性物質が検出され避難勧告が出た」との報道がなされ、一挙に村全体に緊張が走りました。

実際には、IAEAは土壌測定を行っておらず、日本の公開データを基に行った判定結果が避難勧告となったのです。
これに対し、国の原子力安全・保安院は、「IAEAの判断が不適切」と判断。
その後、IAEAは「避難不要」と撤回報道をしました。

この間、飯舘村民は、原発報道に振り回され続け、さらに、枝野官房長官が毎日行う、午前11時と午後5時の発言により、原発不安を増長する「見えない敵」と闘っている現実!
この事実を、政府に訴えたいと強調していました。

村長は、「避難だけが解決方法ではない」と訴えています。
確かに、6千人の人口が一時的に半減しましたが、現在では5千人までに回復しています。
乳児には村外避難を進めていますが、小学生はスクールバス通学で、村内授業を行い、それ以外の村民は通常生活をしているのです!

原発で風評被害となった畜産農業が主な産業である飯舘村。
村長は、ここから復興を果たし、「飯舘村原発復興モデル」を作りたい!
と、政府による原発風評被害と真っ向から闘う決意を伺いました。