GWから外壁塗装で業者さんが出入りしたので

落ち着かない日々が続きましたが

5月はもう一つ、いや、二つ?

事件が発生しまして…



5/19

実家の両親が

外出先で車の事故を起こしまして

アクセルとブレーキの踏み間違いだと思われるのですが

助手席の母が「お父さん、ブレーキ!」と、何度言っても、加速するばかり

父はブレーキ(実際はアクセル)を踏んでも加速するので、パニックになったと思われます

壁にぶつかり何とか止まり

父は放心状態だったとか

車が衝撃を受け止めてくれたおかげか

両親は怪我も無く無事でした

ぶつかった壁も傷はほとんど無かったそうで

所有者である県からもお咎めなく

人をひくこともなく

不幸中の幸いでした


私自身、アクセルとブレーキの踏み間違いは経験があり、高齢者に限った現象ではありませんが、私は直ぐに違和感に気づき、ブレーキを踏む事が出来ました

これが、父と私の差なのだと思います


父は以前から認知症の症状が見られていましたので、免許証の返納なども考えていかなくてはいけないかも…と思っていましたが、とうとう来たか

と、いう感じです


ただ、以前読んだ本に書いてあったのですが、専門家の意見としては

免許証を返納して、車を運転しなくなると、更に認知症は加速度的に進むそうです

父の主治医も「返納しない方が良い」と言っているそうで…悩ましい所です

田舎ですしね

車が運転出来ないと、一気に生活が不便になります


事故でショックを受けた父は

病院でCTと認知症のテストを再び受けました

(閉所恐怖症の為、MRIは受けられません)

CTは前回と変化は無かったようです

テストの結果は軽度認知症と診断されました

更に、シュミレーターで車の運転の試験を受けました

その時の父は、アクセルは右足で、ブレーキは左足で踏んでいたそうです

慣れない設備での試験に戸惑ったのでしょうが、見ていた母は頭を抱えてしまったとか

医師からは「運転は市内だけにした方が良い」と言われました

もう、いつも行ってる畑のみの、限定免許で良いんじゃ無いだろうか、と思います


車を修理に出している間

病院への送迎はタクシーと私で乗り切りました

でも、過疎の進んだ田舎ですから、タクシーも都合がつかない時もあり

バスなどの利用も考えて行かないといけないかもしれませんね


私が病院に送迎して感じた事は、父の足の筋力の衰えでした

車に乗り込むのも一苦労

一歩一歩の歩幅も狭く、横断歩道を青信号の間に渡り切れるかしら?って感じです

認知症も心配だけど、このままだと日常生活に支障が出るレベルなのでは⁉️

今までも母や娘達が運動を勧めてきましたが、あまりやる気になれなかった父

ここに来て、本当にヤバい、危機的な状態です


本人も少々焦りを感じたのか

少し歩いてみようか、という気持ちになったようです

5/28、車も無いので、徒歩で電気店まで買い物に出掛けました

よりによって雨の日に…

買い物を済ませ、自宅まであと僅か

という所で転倒

傘を持っていたせいか

反応が遅かったのか

頭を地面にぶつけてしまい、起き上がれなくなりました

近所の人が発見し、救急車を呼んで下さって、更に私の家まで知らせに走ってきていただいて、私も現場まで走ります

病院で検査を受け、とりあえず異常無し

おでこは縫う程でもなく、大きなガーゼが貼り付けられておりました


一気に老いを感じた2週間でした


富山の姉はケアマネしてますので、以前から「認定受けて、サービス使いなよ」と言っていて

「連絡くれたら、すっ飛んで行くよ。手続きは任せて」

「あんた(私の事)若菜ちゃん抱えてたら、親の面倒までみられないんだから、使えるサービスは使わにゃあ」

などと、前傾姿勢

それが怖くて、両親は富山の姉に今回の事を伝えていません


両親も自分達の老いに気付きつつも、「まだ先の話」と思っていたいのでしょう

しかしながら、来週、父は運転免許の更新の為の試験を受けます

返納どころか、更新出来ない可能性もあるかも

いよいよ親の介護が始まるのか…


障害児を育てている人はマイノリティでしょうが、親の介護をしている人は、その何倍も存在しているはず

圧倒的に人数が多いはずなのに、あまり周囲で介護の話を聞きません

みんな口に出さないのかな?

皆さん、どうやって乗り越えていらっしゃるのか

今後の事を考えるとかなり不安になっています


ただ、私はやはり若菜の介護経験があるので、老いてヨボヨボしてる父も、何だか冷静に見れている感覚があります

父が食事をしている姿は、かなり衝撃的でした

口元まで、箸で運べないので、口で受けに行く感じで…以前の姿と比べると、かなり堪えます

免疫の無い人が見たら、怒っちゃうかもしれません

しっかりして

ちゃんとして

しゃんとして

そんな言葉が出そうになる姿でした


でも、若菜にそんな事、言えないもんね

それと同じなんだなぁと、妙に納得出来ました

父に優しくしてあげたいな

母に優しくしてあげたいな

そんな気持ちです


姉にLINEで伝えました

「私って、そんなに怖い⁉️」と笑っていました

知らないふりして、両親に電話するそうです

猪のように、真っ直ぐ走ってくる姉の姿が見えるようで、やっぱり怖いです(笑)