星瞬き子は夢の中

星瞬き子は夢の中

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この20年の人生で、一人でクリスマスイヴを過ごした回数。

記憶にあるだけで17回。

最初の記憶は3歳の時。

見上げたのは、何も言わず、私にただの一瞥もくれず玄関扉の向こうに消えた母親の背中。

その前は、覚えてない。

小学生の頃は、机の上にケーキ代が置いてあっただけで、顔も見た覚えが無い。

中学の頃にはもう、日常でも顔を合わせることは無くなっていた。

学校に内緒で昔からの趣味だった絵を描いて仕事をして、自分で稼いだお金で生活をしていた。

些細なきっかけがあって私がプロの漫画家になったのが、中学一年の秋だったから。

クリスマスや誕生日にケーキなんて買わなかった。

その分、生活費に当てていたから。

一般的に高校受験の時期になる、中学三年の終わり。

その頃、久々に顔を見た母は言った。


「お前も仕事をしているんだから、もう一人でも生活出来るでしょ。何処かアパートでも借りて、好きなことをすれば良いわ」


その時に悟った。

いや、悟るのが遅すぎた。

母は、私が嫌いで、邪魔なんだ。

だから、今では顔も忘れてしまっているくらい、私に会おうとしなかったんだ。

理解して、すぐに家を出た。

ワンルームの狭い部屋を借りて、漫画家としての仕事と小料理屋の裏方のバイトで何とか毎日を過ごす日々。

質素で孤独な日々が、私の“普通”だった。




だけどその年は、いつもとは違っていた。

春に入って来た新人の若い店員。

20歳になった私には、何故か10代というだけで若く眩しく感じる。

まあ、どうせ最低限しか関わることも無いし、どうでもいいけど。

そう思っていた私とは裏腹に、彼はやけに私に関わろうとしてきた。

突き放さず、踏み込ませず。

いつも他の人にするのと同じ対応をしても、どんどん私の深い部分へ入り込む。

やがて、彼には私が漫画を描いていることがバレてしまって。

知ったのは、その彼が、デビュー当初から私の漫画のファンだったこと。

驚いて、だけど、同じくらいに嬉しいと思っている自分には気付かなかった。


「オレ、君のこと好きかも」


来るもの拒まず、去る者追わず。

そうしてやってきていた私は、彼とも軽い気持ちで付き合いを始めた。

今まで沢山の男と付き合ってきた。

誰一人として好きにはなれなかったけれど。

でもだから、それで良いとも思っていたし、自分は誰も好きになれないんだと諦めていた。

だけど彼は、それまで私が見てきた人達とは何処か違っていて。


「好きだよ。 ホントだって」


「いつになったら、オレのこと好きになんの」


「好き。大好き。 ……違うな。

 ――愛してる」


いつの間にか、私も本気になってて。

彼が、私に愛を教えてくれたんだと分かって。

だけど認めるのが怖くて、失うのが怖くて、一定の距離を保ち続けた。


「ねぇ、漫画みたいに幸せな恋、しようよ」


漫画みたいに?

じゃあもう、一人でクリスマスイヴの夜を過ごさなくても良いの?

誕生日や、些細なことも、一緒に祝って、笑い合えるの?


……もう、寂しくない?




☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*


即興&間色々はしょったから自分で読み返してもわけが分からないグダグダ文になってる(。・ ω<)ゞてへぺろ♡

だが書き直す気は無い(`・ω・´)キリッ