簡単にできる!!発達障害がある子へのサポート『29』
ご覧いただきありがとうございます。このブログの内容 特別支援教育に役立つあなたが得られること LD、ADHD、(高機能)自閉症、アスペルガー症候群… 発達障害がある子どもたちへの 具体的な支援のしかたを、 学習面・生活面・行動面から紹介 ※この記事は単独ではなく、今までの記事、これから連載される記事と関連づけられています。信頼性 私は、小学校教諭を定年退職しました。 その後も再任用、講師としてフルタイムで継続して勤務しています。 学級担任、少人数指導、特別支援学級担任を経験させていただきました。 現在も、特別支援学級担任として勤務しています。 そこでの実践を生かし、知見したことに基づいて吟味した情報を発信しています。今回は、29回目になります。過去のブログを合わせて見ていただきますと、より理解が深まります。☆☆☆ 学習面におけるサポート例 ☆☆☆【点数や勝敗にこだわる】 Part2テストの点数が満点でないと気がすまない子、体育のボールゲームなどで負けると機嫌が悪くなる子がいます。柔軟な対応をするとともに、別の価値観があることも理解させます。● わがままと決めつけない100点がとれなかったときや勝負に負けたときに、納得せずに当たり散らしたりする発達障害の子は、わがままで、がまんが足りないと受け取られがちです。しかし、思わしくない結果を受け入れられないのは、障害の特性が原因ですから、「みんながまんしているのに、一人だけおkしいぞ」とか、「わがままを言ってはいけません」と叱責するべきではありません。まず、子どもが感じているくやしさやつらさに寄り添ってあげることがたいせつです。また、バツをつけないやり方や、あとから100点と書き足す方法は、その子一人に対して行うと、不公平ととられますので、クラス全員に同じように対処しましょう。発達障害の子ども一人が特別扱いにならないような配慮も必要になります。こうした対処法が、発達障害児だけでなく、ほかの子どもたちにとっても励みになり、有効である場合が少なくありません。〈対応するときの注意点〉①わがまま、がまん不足と決めつけない②発達障害児だけを特別扱いしない● 合い言葉やポーズを決める発達障害の子どものこだわりは、一定範囲で認めてあげることが本人の心を安定させるうえで大切ですが、一方で、どうしても許容できないこともあります。たとえば、発達障害児の言い分によって、学級活動で多数決によって決まった事項をひっくり返したり、勝ち負けがついてしまった結果をくつがえすといったことは不可能です。あくまでも、その子には現実を受け入れさせなければなりません。そのときに、自分の思い通りにならなくてもがまんする、ということを自身に言い聞かせるための合い言葉やポーズをつくっておき、それを思い出させることが有効です。上記の例でいえば、「しかたない」という合いことばを決めておき、多数決で自分の提案が採用されなくても、「しかたない」と言い聞かせてあきらめる習慣をつけるようにします。「しかたない」と唱えてがまんできたら、おおいにほめてあげましょう。〈問題を起こさないための改善策〉①不本意な結果を受け入れさせる練習を②がまんできたときはおおいにほめる〈対応するときの注意点〉①わがまま、がまん不足と決めつけない②発達障害児だけを特別扱いしない今回は、以上です。 最後までご覧いただきありがとうございました。 いいね!していただけると、記事を書くときのモチベーションが上がるのでありがたいです。 このブログの内容は、月森久江先生、上野和彦先生の本を参考文献としております。 月森久江先生の講演を聞いたことがあり、私の実践とつながることが多々ありました。 よろしければご覧ください。ケース別 発達障害のある子へのサポート実例集 小学校編アマゾンジャパン合同会社202〜4,265円こんな内容を記事にしてほしいというご意見がありましたら、コメントしていただくとありがたいです。 可能な限り、お応えしていきたいです。