ご覧いただきありがとうございます。
□ このブログの内容
特別支援教育に役立つ
□ あなたが得られること
LD、ADHD、(高機能)自閉症、アスペルガー症候群…
発達障害がある子どもたちへの
具体的な支援のしかたを、
学習面・生活面・行動面から紹介
※この記事は単独ではなく、今までの記事、これから連載される記事と関連づけられています。
□ 信頼性
私は、小学校教諭を定年退職しました。
その後も再任用、講師としてフルタイムで継続して勤務しています。
学級担任、少人数指導、特別支援学級担任を経験させていただきました。
現在も、特別支援学級担任として勤務しています。
そこでの実践を生かし、知見したことに基づいて吟味した情報を発信しています。
今回は、52回目になります。
過去のブログを合わせて見ていただきますと、より理解が深まります。
7 相手の気持ちが読めない(№3)
● 気持ちを読み取る練習を
発達障害児にふつうの子と同じように情緒を感じさせ相手の気持ちを理解させるようにさうることは簡単なことではありません。
しかし、わかrないままでは人とのまさつが増え、大人になってからも社会生活に支障をきたすようになります。
人の気持ちを理解する練習を重ねていくことが大切です。
イラストカードや4コママンガなどを使って、状況や登場人物の表情からその人の気持ちを想像させる方法も有効です。
また、実生活のなかでも、問題が起きたらそのつど相手の気持ちの読み方を修正させていけば、経験の積み重ねによって、「相手がこんな表情をしているときは、イヤな気持ちになっているんだな」と察することができるようになっていきます。
そして、うまく対応できたときは「上手に言えたね」「お友だちの気持ちになってあげられたね」とほめてあげましょう。
≪問題を起こさないための改善策≫
人の気持ちを理解しやすくする工夫
☆表情カードを使った練習
喜怒哀楽をあらわした顔の線画のカードをつくり、それぞれの表情から、どんな気持ちなのかを推測させる。
線画で表情が理解できるようになったら、表情を読み取ることがより難しい写真を使って練習する。
線画(うれしい、しょんぼり、悲しい、怒っている)
写真(うれしい、しょんぼり、悲しい、怒っている)
「試合に勝った」という場面の写真→どんな場面化を伝えず、写真だけ見せて、人の表情などから状況を推測させる。
☆4コママンガを使った練習
登場人物(自分と友だちなど)と場面設定をし、誤解が生じやすいストーリーを4コママンガで表現する。
吹き出しのセリフを隠して、場面と状況から相手がどう感じて、そのような行動をとっているのかを推測させる。
●きょうだいげんかになることも
家族は発達障害児の特性をよく理解していますから、家庭内では、子どもが相手の気持ちになれなかったことで、トラブルになってしまうということはあまりないかもしれません。
しかし、年齢の近いきょうだいとなら、衝突が起きる可能性があります。発達障害の子どもが発したことばや、相手の心情がくみとれないことでケンカやトラブルになったときは、状況をよく聞き、言うべきではなかったことば、とるべきではなかった行動を指摘し、それが相手を不快にしたり怒らせたりしたのだということを説明しましょう。
そして、相手にあやまるよう促します。
なぜ、いけなかったのかは、発達障害児にはすぐには理解できませんが、言われるといやな思いをすることばがあることを教え、少しずつわからせていくようにしましょう。
トラブルが生じたときが、スキルを身につけるきっかけになるともいえます。
●絵本や物語を使って考える
親が絵本や物語の読み聞かせをしながら、登場人物の気持ちを想像する練習をさせてもいいでしょう。
登場人物がとった行動の理由などを聞いてみると、子どもがどれくらい状況や人の気持ちを理解しているかが把握できます。
ただし、たとえ子どもが的はずれな解釈をしていても「その見方はおかしい」などと頭ごなしに否定しないことです。
考え方、感じ方は人それぞれであることも教え、「〇〇ちゃんはそう感じたんだね。
でも、こんな感じ方もあるよ。」と、いくつかの例を提示することも大切です。
≪家庭では―こんな配慮が必要です≫
絵本や物語を活用して登場人物の心を探る
絵本や物語を読み聞かせたり、本に載っている絵や挿絵を見たりしながら、登場人物の表情を読み取ったり、どんな気持ちでいるかを想像したりすることも練習のひとつになる。
子どもがふさわしくない解釈をしても、「おかしい」と否定しない
変更に対応できない
運動会の練習や時間割の変更に対応できずに、パニックを起こしたりする子もいます。遠足や行事などの参加も苦手ですが、予定変更をあらかじめ知らせ、見通しをもたせておくと安心します。
今回は、以上です。
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このブログの内容は、月森久江先生、上野和彦先生の本を参考文献としております。
月森久江先生の講演を聞いたことがあり、私の実践とつながることが多々ありました。
よろしければご覧ください。
発達障害がある子・周りの子も輝く特別支援の極意 小学校編
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私も、きっとお子さんと一緒に成長していくことでしょう。
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② 『 スマイルプログラム 』
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□ 期間:1ヶ月
□ 内容
一つの項目に絞りお子さんを支援させていただく。
保護者の方の支援でも結構です。
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