ご覧いただきありがとうございます。
□ このブログの内容
特別支援教育に役立つ
□ あなたが得られること
LD、ADHD、(高機能)自閉症、アスペルガー症候群…
発達障害がある子どもたちへの
具体的な支援のしかたを、
学習面・生活面・行動面から紹介
※この記事は単独ではなく、今までの記事、これから連載される記事と関連づけられています。
□ 信頼性
私は、小学校教諭を定年退職しました。
その後も再任用、講師としてフルタイムで継続して勤務しています。
学級担任、少人数指導、特別支援学級担任を経験させていただきました。
現在も、特別支援学級担任として勤務しています。
そこでの実践を生かし、知見したことに基づいて吟味した情報を発信しています。
今回は、51回目になります。
過去のブログを合わせて見ていただきますと、より理解が深まります。
7 相手の気持ちが読めない(№2)
〈 その場での対処法 〉
相手を不快にさせる言葉を言わせない
「太っている」と言われた相手が不機嫌になったとき、「○○さんは、太っていると言われるのがイヤなんだよ」と教える
↓
○○さんをイヤな気持ちにさせてしまおうと思って言ったんじゃないよね」と本人に悪気がなかったことを認めてあげ、相手にもそのことを伝える。
「でも、○○さんがイヤな気持ちになってしまったからあやまろうね」と言ってあやまらせる
↓
「みんな、体のことは言われたくないんだよ」と言い、体形や顔のことについては、思ったことをそのまま言わないように指導する
【 ワンポイント・アドバイス 】
相手を不快にさせる言葉はいろいろあるが、体形に関することばでトラブルになったときは、「体形のことは言わない」という指導にとどめる。
応用がききにくい場合があるので、ほかのけーすについてもいろいろ教えると混乱してしまう。
トラブルが起きたときに、「△△に関することばは言わないほうがいい」と指導し、その経験を積みながら、人を不快にすることばをおぼえさせていく
● 気持ちの理解を促さない
相手の気持ちがわからないのは、発達障害の特性からきているものであり、本人に悪意はありません。
ですから、「なぜ、人の気持ちがわからないんだ」と責めたり、「どうしてそんなひどいことが言えるの」と非難しないようにしましょう。
そうした注意のしかたは、発達障害児自身を傷つけます。
また、「相手の気持ちになってみなさい」「そんなこと言われたらどんな思いがするか考えなさい」という言い方も好ましくありません。
相手の気持ちになることが、発達障害児の最も不得意とするところですから、無理難題を押しつけることになります。
場面や状況から、人の気持ちを推測することが難しいためにこのような問題が起きているのです。
人にはこういう感情があるということを、地道にひとつひとつ教えて、覚えさせていくという方法が望ましいといえます。
〈 対応するときの注意点 〉
□気持ちを理解させようとしない
「太っているなんて言われたら、相手がどんな気持ちになるかわからないの?」と気持ちを理解させようとしても無理。
気持ちを察することができないから、そのように言ってしまうのであり、人の心をわからせようとしても効果はない
□気持ちがわからないことを責めない
「なぜ、そんなひどいことを言ったのか」と責めないこと。本人に悪意はないので、しかったり非難したりすることは好ましくない
今回は、以上です。
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このブログの内容は、月森久江先生、上野和彦先生の本を参考文献としております。
月森久江先生の講演を聞いたことがあり、私の実践とつながることが多々ありました。
よろしければご覧ください。
発達障害がある子・周りの子も輝く特別支援の極意 小学校編
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② 『 スマイルプログラム 』
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□ 期間:1ヶ月
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保護者の方の支援でも結構です。
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